エス・エム・エスは4月17日、同社が実施する特定保健指導サービスの提供にワークスモバイルジャパンのビジネス版LINE「LINE WORKS」を導入すると発表した。導入および今後のサービスの拡充にあたっては、トランスコスモスが支援する。

特定保健指導とは、40歳から74歳までを対象にした「特定検診」の結果を受け、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善で高い予防効果が期待できる人に対して、専門スタッフが生活習慣を見直すサポートを行うもの。健康保険組合は、厚生労働省より実施を義務付けられている。

従来、特定保健指導は基本的に対面での実施だったが、エス・エム・エスではアプリを活用し、完全オンラインで専属の管理栄養士による「遠隔での特定保健指導サービス」を提供している。よりサービスの利便性を高めるために、利用者と管理栄養士とのコミュニケーションツールとしてLINE WORKSを導入した。

LINE WORKSはLINEと同様の操作性に加え、ビジネス向けに強化されたセキュリティ機能などを搭載したコミュニケーションツール。導入により、利用者は管理栄養士との初回面接をアプリの「ビデオ通話」で、継続支援を「チャット機能」で受けられるようになる。

サービス概要図

エス・エム・エス、ワークスモバイルジャパン、トランスコスモスは、各社がこれまでに培ってきた知見を活かして3社によるシナジーを高め、特定保健指導の実施率向上、実施成果の向上に貢献するとともに、多くの人が健康で生き生きと生活できる社会の実現を目指すとしている。