DJI JAPANと日本サーキットは10月17日、国内初となるDJI公認のドローン室内飛行施設「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」をオープンすると発表した。運営は日本サーキットが担当。東京都葛飾区にて10月21日(土)より営業を開始する。
東京都心でもドローンを練習できる
日本サーキット 代表取締役 酒井 哲広氏 |
日本サーキットは、電子部品の開発・製造を中心事業とする企業。回路の設計からソフトウェアの開発まで全般的に手掛けており、最近ではIoT機器の基板などを受託開発するケースが多いという。
IoTをはじめとした既存事業と親和性が高いことから、3年前からドローン事業を本格展開。DJIの公式パートナーに加わり、販売や技術サポート、研修サービスなどを提供している。
今回オープンしたDJI ARENA BY JDRONE TOKYOは、ドローンと出会い、理解し、サービスを提供するというコンセプトで開設した。人口集中地区に該当する東京23区近郊ではドローンを飛ばせるスペースが限られることから、「安心して操縦技術を磨ける場所を作りたい」という背景があるという。
広さ535m2の建屋に、BASIC AREAとADVANCED AREAの2つの飛行場を用意。ADVANCED AREAは、昨年オープンし、ドローンユーザーから好評を博している韓国 DJI Arenaを参考に、LEDゲートなどを設置している。
DJI製品を試して購入できる
会場奥には、机、椅子、ディスプレイを用意したセミナールームを設置。また、入口付近には、DJIの各種ドローンを展示・販売するスペースがあり、その場で購入可能なほか、ドローンに精通したエンジニアスタッフが常駐しており、修理や問合せ対応などのテクニカルサポートも提供する。
「特にショップ機能があるのは大きな特徴。実機に触れて購入できるうえ、DJIの認定技術スタッフがいるので、機能や特長を詳しく説明できます。フライトエリアで試すことも可能なので、納得したうえでご購入できるはずです」
一般向けだけでなく、産業用ドローンも用意する予定。「MATRICE 210」による赤外線カメラを使った太陽光パネルの検査なども体験することができる。
赤外線カメラで太陽光パネルの不具合を見つけるデモ。ADVANCED AREA中央に太陽光パネルを設置(左画像)、赤外線カメラで撮影すると、ショートして温度が高くなっている部分が黄色く映る(右画像)。そのほか、赤外線カメラ撮影の用途としては、建造物の隙間の検査や、遭難者の発見、鳥獣被害地域における動物の住処の把握などがあるという |
平日 30分800円~、法人向けに貸切メニューも
利用料は、以下の画像のとおり。
10月21日(土)、22日(日)の2日間はオープニングイベントを開催する。15%OFFでDJI製品が購入できるほか、特別抽選会も実施する予定で、DJI ARENA BY JDRONE TOKYOのの3時間無料体験チケットや、DJI OSMO Mobile、DJI オリジナルグッズなどが賞品として用意されている。