7月14日(金)、東京都新宿区の歌舞伎町にて、VR(Virtual Reality : 仮想現実)を用いたアミューズメント施設「VR ZONE SHINJUKU」がオープンする。

VR ZONE 新宿の入口。各種アクティビティの動画がお出迎え

オープン当初は、14のアクティビティを設置。うち12が専用の筐体を用意したVRアクティビティで、HMD(Head Mounted Display)を装着して非現実的な世界に入り込み、現実さながらの操縦・体験ができる。

本誌は、VRの今をお伝えするべく、12日に開催された内覧会に参加してきたので、同施設の概要を写真を中心にお伝えしよう。

バンダイナムコが手がける本気のVRアミューズメント

VR ZONE SHINJUKUは、歓楽街として有名な歌舞伎町のど真ん中、新宿ミラノ座や新宿ミラノボウルがあった旧 新宿TOKYU MILANOの跡地に新たに建設された。

VR ZONE SHINJUKUの外観

運営会社はバンダイナムコエンターテインメント。「Project i Can」という名称でVRを活用したエンターテインメントについて研究してきたチームが手掛けている。

VR ZONE SHINJUKUは、バンダイナムコ エンターテインメントが運営する

同チームでは、昨年4月から半年間、期間限定でお台場にもVR ZONEを開設。当時は8つのアクティビティが用意され、来場者に新たな体験を提供してきた。

VR ZONE SHINJUKUでは、そのVRアクティビティを12に増強。さらに非VRのアクティビティも2つ用意し、13歳未満の方や乗り物酔いしやすい方でも楽しめる施設を作っている。今年8月には、13個目のVRアクティビティも稼動予定だ。

フロアーガイド

アクティビティの待ち時間も一目でわかる

内覧会では、Project i Canのコヤ所長こと小山 順一朗氏と、タミヤ室長こと田宮 幸春氏が挨拶。「さあ、取り乱せ」というテーマを掲げているとおり、「大人が叫んだりして、羽目を外せるアミューズメント施設として作った」とコメント。続けて「今日いらっしゃているメディア関係者の皆様も、取材のことは忘れて、羽目を外してほしい」と語り、笑いを誘った。

コヤ所長(左)とタミヤ室長(右)

VR ZONE SHINJUKUに現在用意されているアクティビティは以下のとおり。

  • エヴァンゲリオン VR The 魂の座
  • マリオカート アーケード グランプリ VR
  • 極限度胸試し ハネチャリ
  • ドラゴンボール VR 秘伝かめはめ波
  • 釣り VR GIJIESTA(ギジエスタ)
  • 恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル
  • 急滑降体感機 スキーロデオ
  • ホラー実体験室 脱出病棟Ω(オメガ)
  • 極限度胸試し 高所恐怖 SHOW
  • VR シネマティックアトラクション アーガイルシフト
  • VR-AT シミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎
  • ガンダム VR ダイバ強襲
  • 巨大風船爆発ルーム PANIC CUBE
  • バーチャルリゾートアクティビティ トラップクライミング/ナイアガラドロップ

これらのうち、下から2つがHMDを装着しない非VRのもの。ただし、プロジェクションマッピングを使った最新鋭の演出が施されており、施設全体の雰囲気を損なわないアクティビティとなっている。

ご覧のとおり、エヴァンゲリオン、マリオカート、ドラゴンボール、ガンダムなど、人気キャラクターが登場するアクティビティが多数用意されているが、コヤ所長とタミヤ所長が未経験者向けに勧めたのは「極限度胸試し 高所恐怖 SHOW」。お台場で人気のあったアクティビティで、VRならではの恐怖体験が楽しめるという。

アクティビティの様子

以下、簡単にアクティビティの様子を写真でご紹介しよう。

まずは、「エヴァンゲリオン VR The 魂の座」。零号機、初号機、弍号機に搭乗し、3人で協力して使徒を殲滅するアクティビティだ。

エヴァンゲリオン VR The 魂の座

エヴァンゲリオンの操縦席。左から零号機、初号機、弍号機