アドバンスト・メディアは4月4日、日本赤十字社が音声認識を活用した「AmiVoice 議事録作成支援システム」を採用したと発表した。

日本赤十字社では、医療事業推進本部にて経営会議の録音音声の書き起こしを行っており、正確性を期すために逐語に近い議事録を作成している。そのため、従来は1時間あたりの会議に6~8時間程度の議事録作成時間がかかっていたという。

さらに昨年から、赤十字医療施設経営会議が月例会議となったことで、より迅速かつ効率的な議事録の作成が必要になり、AmiVoice 議事録作成支援システムの採用に至った。

同システムは、発言をリアルタイムでテキスト化することができるというもの。誤認識した個所はシステム内の書き起こし専用ソフトウェアによって校正可能となっている。

導入により、日本赤十字社ではこれまでの約半分の時間での議事録作成が可能になったという。

同社は今後、専用辞書を導入し、さらなる認識率向上に取り組んでいくとしている。