横浜DeNA 梶谷選手が「変化球の見極めに有効」と話すVRトレーニングとは?

[2017/03/02 17:00]星原康一 ブックマーク ブックマーク

未対戦投手の投球も事前にイメージ

発表会には、実際に利用する現場の立場を代表して、梶谷 隆幸 選手、桑原 将志 選手、小川 博文 打撃コーチが登壇。また、導入者の立場から三原 一晃 球団代表が、開発者の立場から米EON Sportsのサイモン・フェレール 野球部門 ディレクターが登壇し、質問に答えた。

デモを行い、質問に答えた梶谷選手(左)と桑原選手(右)。梶谷選手がかけているのが、モーションキャプチャ用マーカー付きのメガネ。桑原選手がかけているメガネは、マーカー付きメガネと同じ視野で映像を見るためのスペア用

梶谷、桑原 両選手は、同システムを使って確認するポイントとして、タイミングと球筋を挙げる。

球筋に関しては、「特に変化球の確認で有効」(梶谷選手)と話す。iCubeでは、投球完了後にベースを通過した瞬間のボールの位置が静止映像で示されるため、ボールリリース直後の球筋を見て、ストライクになるのか、ボールになるのかが確認できる。選球眼を高める効果が見込める。

また、タイミングに関しては、梶谷選手が「過去に対戦したことのある投手ならば対戦シーンが頭に残っているが、初対戦の投手はイメージが何もない。クイックモーションなど、タイミングをとるのが難しい投手もいるので、それを事前に確認できるのはありがたい」と話す。桑原選手も「具体的な対戦イメージがわくため、試合前に準備するうえで助かる」とコメントする。

小川コーチはシステムの感想として、「とにかくリアル。ピッチングマシンを使った打撃練習とは全然違う練習になる」と効果を見込んだ。

事務所を潰してトレーニングルームに

三原球団代表は、導入の背景について「ベイスターズでは、チーム強化に役立つ新しいものを常に探している」と基本スタンスを示したうえで、「昨年秋にバッティングコーチが評判を聞き、実際に体験して良いものだと判断したため、導入を決めた」(三原球団代表)と説明。

導入期間は約1ヶ月で特に苦労したことはなかったが、「場所を確保するのが一番大変だった(笑)」(三原球団代表)とコメント。事務所を潰して専用ルームを設けたことを明かした。

さらに今後については、「選手の成績向上だけでなく、一般の方でも楽しめるシステムなので、ファン向けのイベントでの活用も検討していきたい」と明かした。

三原球団代表

米EON Sportsのサイモン・フェレール 野球部門 ディレクター

一方、開発元である米EON Sportsのフェレール ディレクターは、iScanが米国でも2016年から提供を開始したばかりの新しいシステムであることを説明。現在でも活発に開発を続けており、「来年には、仮想投手の投げた球を実際のスイングで打ち返せる機能を追加したい」と、さらなる利便性向上に意欲を示した。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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