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NTTデータら、ICU向け合併症予測ソリューションの実証実験をスペインで開始

[2017/01/30 09:30] ブックマーク ブックマーク

精度はいかに? AI予測モデルの検証結果と、今後のロードマップ

既に、AI・機械学習技術とビッグデータ技術を提供するNTTデータ、医療ITと現地サポートを行うエヴェリス、医療データを提供するヴィルヘン・デル・ロシオ大学病院の3者で取り組みはスタートしており、AI予測モデルの開発を終えた段階にある。

ここで重要となるのは、予測の精度だ。

「発症しない患者に対してアラートを通知したり、逆に通知すべき患者を取りこぼしたりしないかどうかで精度を見ています。これを医療用語で『感度』とか『特異度』と呼びますが、その値をいかに高めていくかが課題でした。敗血症ショック発症の予測モデルについて検証したところ、感度・特異度のいずれについても、病院側が期待する値を超えることができました」(渡辺氏)

2ステップで行われる実証実験

NTTデータとエヴェリスは、2017年1月30日からヴィルヘン・デル・ロシオ大学病院の27ベッドにスマートアラートソリューションを導入し、PoC(Proof Of Concept)を実施する。実験では、各ベッドの医療モニターや輸液ポンプなど175デバイスからデータを収集し、常時合併症リスクの予測と医師・看護師への通知をICUのオペレーション内で運用、診断支援を行う。導入後、3症例の合併症発生率をモニタリングし、導入前と比較することで、効果を検証するとしている。

スペインでの実証実験後は、プロダクト化に向け、南米・北米に展開していく計画だという。具体的には、今春、チリの病院でのPoCを予定する。また、現在はICUが対象だが、中長期的には遠隔ICUや救急救命室(ER)、一般病院などの支援も視野に入れているという。日本に関しては、病院におけるデータ活用の仕組みが整備され次第という状況だ。

渡辺氏は「『治療』から『予防のための医療介入』へと変革していきたい」と意気込みを語り、説明を締めくくった。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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