米エバーノート 新CEOが初来日「Evernoteは利用者の思考をサポートする」

[2016/06/23 11:40] ブックマーク ブックマーク

ソリューション

エバーノートは6月22日、同社CEO クリス・オニール氏の来日記者会見を開催した。オニール氏の来日は、昨年7月にCEOに就任して以来、初となる。会見では、オニール氏が世界で活用されるEvernoteの事例を紹介するとともに、今後の事業戦略について説明。また、日本・アジア太平洋地域代表を務める井上健氏により、Evernoteのアジア展開における日本の位置付けが語られた。

米エバーノート CEO クリス・オニール氏(左)と日本・アジア太平洋地域代表 井上健氏(右)

全てはアイデアから始まる!

2008年6月24日にサービスを開始したEvernoteは、今年8周年を迎える。「Evernoteのファンの方々にサポートいただけたからこそ、こうして皆さんと一緒に8周年を祝うことができます」――会見冒頭、オニール氏はこう切り出した。

米エバーノート CEO クリス・オニール氏

カナダで育った氏は、幼少期にたびたび日本を訪れた経験があり、子どもの頃から日本には非常に親しみを感じてきたという。その思い入れから、自宅の庭に小さな日本庭園を造るほどだ。一方エバーノートも、日本との縁は深い。サービス開始から2年後の2010年、初の海外拠点として選んだのは日本だった。

「初期段階から投資してくれたのも日本の企業でしたし、日本のユーザーコミュニティはほかのどの国のコミュニティよりも強力です。どんな指標を見ても、日本市場は世界でトップ、もしくは最もトップに近いところに位置しています」とオニール氏は語る。

さらに氏は、Evernoteを巧みに利用した興味深い事例の1つとして、日本の寺院の例を挙げた。僧侶がEvernoteを使って法要の段取りを写真付きで記録・整理したり、法話の原稿作成や練習に活用したりしているというものである。テキストと画像、音声を全て1つのノートにまとめて保存できるEvernoteの利点を生かした使い方だと言えるだろう。

オニール氏の庭に造られた日本庭園。錦鯉には、氏の子どもたちの名前が付けられているという

氏は寺院の例のほか、亡くなった祖母のレシピを写真で保存している例、サハラマラソンのノウハウを走りながら書き溜めた例を紹介した

もともとEvernoteの発想は、「人間の脳を拡張できれば、よりたくさんのことを覚えておける」というところにあったのだという。ただし、人間の脳の機能は記憶することだけではない。アイデアを合成したり、新しい発想を生み出したりするのも脳の役割だ。「人間の脳を拡張する」というビジョンから考えれば、単に記憶を記録に変えるだけではなく、ユーザーの思考プロセスをサポートする機能も必要になる。オニール氏は、「Evernoteの将来は”アイデア”に特化することになります」と力を込める。

「全てのことはアイデアから始まると言っても過言ではありません。人間の活動の原動力となっているのがアイデアです。アイデアこそ、人間が人間らしさを発揮でき、1人1人の個性が生きる部分だと思います」(オニール氏)

>> 進化するEvernote。今後の展望をCEOが語る!

関連リンク

1571
2
米エバーノート 新CEOが初来日「Evernoteは利用者の思考をサポートする」
エバーノートは6月22日、同社CEO クリス・オニール氏の来日記者会見を開催した。オニール氏の来日は、昨年7月にCEOに就任して以来、初となる。会見では、オニール氏が世界で活用されるEvernoteの事例を紹介するとともに、今後の事業戦略について説明。また、日本・アジア太平洋地域代表を務める井上健氏により、Evernoteのアジア展開における日本の位置付けが語られた。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2016/06/23/0622Evernote_thumb.jpg
エバーノートは6月22日、同社CEO クリス・オニール氏の来日記者会見を開催した。オニール氏の来日は、昨年7月にCEOに就任して以来、初となる。会見では、オニール氏が世界で活用されるEvernoteの事例を紹介するとともに、今後の事業戦略について説明。また、日本・アジア太平洋地域代表を務める井上健氏により、Evernoteのアジア展開における日本の位置付けが語られた。

会員新規登録

初めてご利用の方はこちら

会員登録(無料)

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る