【レポート】傑出した若きIT人材たちが今の日本に物申す! - 未踏会議2016

[2016/03/12 09:00] ブックマーク ブックマーク

優秀な人材をいかに獲得するか?

IPAの未踏事業は、2000年に始まって以来、延べ約1,600人の人材が発掘され、約9カ月間のプロジェクト完了後もさまざまな分野で活躍している。パネルディスカッションには、そんな未踏のOBであるPreferred Infrastructure/Preferred Networks 取締役副社長の岡野原大輔氏、takram design engineering 代表 田川欣也氏、ユカイ工学 CEO 青木俊介氏ら3氏のパネリストに加え、モデレータとして未踏統括PM/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授 夏野 剛氏が登壇。未踏OBとして起業の道を選び、それぞれ苦労しながらも成功しているパネリストらに向けて最初に投げかけられた質問は、「今、なに困ってる?」だ。

Preferred Infrastructure/Preferred Networks 取締役副社長 岡野原大輔氏

Preferred Infrastructure/Preferred Networks 取締役副社長の岡野原大輔氏

「問題は山積みだが、特に優秀な人材をどうやって集めるのかは、ずっと課題になっている」と語るのは岡野原氏だ。

もともと出資を受けないというポリシーで運営されているPFIに対して、夏野氏が「お金があれば良いというわけではないけれど、ある程度はお金がないと良い人材はとれないのではないか」と問うと、「本当に優秀な人は会社を見て選んでいる。僕らも人材を確保したいので全力で臨むし、彼らも良い会社で力を発揮したいと思っているはず。そう考えるとお金だけではなくて、情熱や気概が大切なのかなと思う」と回答。

だが、情熱があって能力がある人は、大手の外資系企業に行けば高給が約束される。夏野氏によれば、未踏のPMの間でも、せっかく育てた人材が最終的に外資系企業に就職してしまう現象が話題になるという。企業の中でイノベーションの”核”となるのも素晴らしいことだが、日本のIT産業を牽引する人材を育成する事業だけに、複雑な思いがあるのだろう。「その部分は、何かうまくパスが回ってないなと思っている」とは夏野氏の弁だ。人材争奪戦が、スタートアップにとって過酷な戦いであることは否めない。

>> インターナショナル人材獲得の難しさ

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