「良いレポートには共通の特徴があります」
――こう語るのは、数々の有名Webサイトで改善を手掛けてきた小川 卓氏である。

第84回 IT Search+スペシャルセミナーは、『データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス「運用レポート」作成講座』と題して、運用レポートの作り方にフォーカスした解説を小川氏にお願いした。

HAPPY ANALYTICS 代表取締役社長 小川 卓氏

レポートの決め方、作り方、報告の仕方など、ノウハウ満載

運用レポートの目的は、気付きを発見し、それを次のアクションに活かすこと。ただ数字を羅列し、解釈を読み手に委ねるようなレポートでは、価値を生み出すことができない。

講演は、そんな考え方に基づき、どういった内容を盛り込むと必要十分なレポートになるのかが紹介された。

具体的には、レポートに盛り込む要件を探るためのヒアリング7カ条からはじまり、業種別のレポート項目例、日次/週次/月次レポートで取得すべき項目の違いなどを解説。根拠やサンプルを示しながら、聴講者が自分事として考えられるかたちで話を展開した。

また後半では、会議における報告の仕方や、レポート作成作業を自動化するツールの使い方にも言及した。

印象的だったのは、運用状況を報告する会議について、「情報共有の場ではなく、議論、決議、相談のための場」と説明した点。これを守るために「決議事項や判断が必要なものがあればそれを先に話すこと」「報告は持ち時間の半分以内で終えること」などを来場者に勧めた。

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講演資料の内容


講演資料は全69ページ。運用レポート作成における考え方やキーポイントを具体的に紹介しています。

日次、週次、月次レポートや、サマリーシートのサンプルなども含まれ、とにかく具体例が豊富。レポート作成自動化ツールの使い方なども紹介しており、作業効率化と改善提案力向上の両方に効果的な講演資料になっています。

<PDF内容>

  • 良いレポートに共通の特徴
  • 運用レポートで実現したいこと
  • 運用レポート要件・運用サイクル
  • ヒアリング項目7か条
  • 要素の洗い出し - データ取得シート
  • レポートをどう作成するかは作成頻度で決まる
  • 日次、週次、月次レポート作成のポイント
  • 日次、週次、月次レポートの最終チェックリスト
  • サマリーシートを作成する3つのメリット
  • レポート報告時のテクニックと注意点
  • AnalyticsEdge、Google SpreadSheet、Google Data Studio
    ……など

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