日本オラクルは6月28日、SMFLキャピタルが、マーケティング業務向けクラウドアプリケーション製品群「Oracle Marketing Cloud」のマーケティングオートメーション(MA)製品「Oracle Eloqua」を導入したと発表した。

設備/資産リースや、ファイナンス・ソリューション、モバイル向けデジタルソリューションを提供するSMFLキャピタルでは、一部のメーカー/販売会社の担当者向けに自社開発のマーケティングツールを活用し、キャンペーンメールの案内など定期的な情報提供を行っていた。だが、キャンペーンのシナリオを変更する際には自社のIT部門に依頼する必要があり、キャンペーンの改善/実行までに時間を要することが課題となっていた。また、キャンペーンの分析に関してもリンクへのクリック数しか把握できず、横断的な分析を行えていなかったという。

そこで、マーケティング部門の担当者がシナリオ変更や分析を行えるクラウドサービスの導入を決定。地域/業界別などの詳細なターゲティングが行え、メールの開封率などの把握や分析を同じプラットフォーム上で管理できるOracle Eloquaを採用するに至った。

これにより、メール配信準備や配信結果確認後のフォローアップまでのサイクルが75%短縮されたという。導入後は対象を全国のメーカー/販売会社に拡大。Oracle Eloquaの機能を活用して見込顧客に向けたナーチャリングを行い、メールによるファイナンスの利用促進を実施している。今後は、さらに対象範囲を拡大し、コンテンツの充実によって同社認知度の向上に向けた施策に取り組む計画。