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圧倒的なCXを顧客に提供するためのビッグデータ活用のポイントは「共有」

[2018/03/26 11:30]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

アマゾンに対抗するにはどうすればいいのか?

とは言え、一般的な企業がアマゾンと同じようなデータ活用を行おうというのは、かなりハードルの高いチャレンジだろう。まずそれだけの膨大なデータをどのように収集・蓄積し、どう分析するのかが大きな課題となる。

「データアナリストを採用するにせよ、1社でアマゾンに対抗するのは非常に難しいでしょう。しかし我々ならば、(データ活用に挑む企業を)支援することができます」と小野氏は強調する。

CRITEOは元来、リターゲティング広告の企業なので、ユーザーが興味を持った商品など、パーソナライズされたターゲティング広告の提供に精通しており、高いパフォーマンスを発揮できるのだという。

「我々のオンラインコマースのエコシステムの規模は年間55兆円と、アマゾンの倍です。リテーラー1,700社以上、メディア100社以上が参加しており、12億人もの月間ユーザーに基づいたビッグデータを活用して、最終的に購買に至るようなサービスを展開しています」(小野氏)

また、CRITEOが構築するエコシステムでは、「オープン」かつ「フェア」であることに重きを置いているという。

「アマゾンはユーザーを囲い込んでいるので、販売データなどを活用して彼らの自社商品の開発や価格戦略を行うといったリスクもゼロではありません。しかし我々は、16,000社以上のクライアントのデータを共有し、オープンでフェアなコマースエコシステムを構築することで、ユーザーには適した広告を、クライアントにはフェアな環境を提供しています」と小野氏は訴えた。

そんなCRITEOでは、今年に入って「リターゲティングからフルファネル」へというスローガンを掲げている。これまでCRITEOが提供してきたのは、既にニーズが顕在化している見込み客に対してパーソナライズされた広告を配信するリターゲティングであったが、2018年より、既存の顧客をリピートさせる──つまりリピート顧客をつくるために、各企業のCRMシステムのデータと連携した”AudienceMatch”のソリューションをベータ版で提供し始めた。

さらに上半期にも、ユーザーデータベースのなかからクライアントの新規の顧客になりそうな見込み客・ユーザーをリストアップして、ユーザーエクスペリエンスを損なわないかたちで広告を配信するソリューションを提供予定だという。

最後に小野氏は、次のように熱く会場に呼びかけ、講演を締めくくった。

「ビッグデータで消費者理解を深め、最適なカスタマーエクスペリエンスを提供することで顧客との深い関係を築きましょう。ユーザーにとってのコンシェルジュであり、エージェントのような存在を目指すために、カスタマーエクスペリエンスは鍵となります。そしてデータの収集・分析・活用における企業間格差には、『共有』で対抗すべきです。我々のようなグローバルで膨大なデータを持ったプラットフォーマーとの連携をぜひ、検討いただきたいと思います。当社は『リターゲティングからフルファネルへ』という進化を目指しており、常に皆さんのニーズに合ったソリューションを提供していきたいと考えています」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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