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MAツール導入で課題は解決できるのか? ビジョン社が試行錯誤の経緯を公開

[2017/10/23 08:00]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

導入・運用の要は「コミュニケーション」

セッション後半では、ビジョン社のウェブマーケティング事業部シニアアナリスト 地藤祐史氏、アドビシステムズのコンサルタント 山本耕大氏が登壇し、Adobe Campaign導入時のエピソードについてトークセッションを行った。

地藤氏はまず、ビジョン社がAdobe Campaignを導入した際、問題になったこととして「設定が難しかったこと」を挙げた。そのときにサポートとして入ってくれたのが山本氏だったという。

「一緒に運用する体制を作り、設定の細かいところまで洗い出してドキュメント化したりしました」(地藤氏)

ビジョン社のウェブマーケティング事業部シニアアナリスト 地藤祐史氏

さらに地藤氏によると、最初期はカスタマーサポートのレスポンスがいまいちだったが、それはコミュニケーションの問題であり、懇親会を開いたり打ち合わせを重ねたりすることで、現在はうまく運用できるようになったという。

これに対し、山本氏は「カスタマーサポートでもある程度施策を把握できれば、レスポンスも良くなってくると思います」と意思疎通の重要さを強調した。

アドビシステムズのコンサルタント 山本耕大氏

また、現在のPDCA運用体制を構築するまでにかかった期間については、「運用開始してから自走するまでに1年くらいかかった。それくらいはかかる」(地藤氏)とのことだ。

最後に、今後MAツールの導入を検討している企業に向けて、地藤氏からは「MAツールを入れたから課題が解決できるとか、コンバージョンが増えるといったことはありません。全体最適をしてから部分最適し、そこから個別最適を実施していくという流れは変わらないので、優先順位をつけて効果が出るところからやっていくべきです」とのアドバイスが贈られた。

MAツールは魔法の道具ではないが、しっかりとした運用体制を構築し、適切なシナリオで扱えば大きな効果を得られるだろう。課題を乗り越えて成果を上げているビジョン社の事例から学ぶことは多いはずだ。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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