日本オラクルは3月1日、福助がソーシャルメディア管理クラウド「Oracle Social Cloud」の利用を開始したと発表した。

ストッキングや靴下などの卸売りを中心に事業を展開する福助では、かねてより、百貨店やECサイト事業者から得られる消費者動向や、調査機関を利用した市場調査結果から情報を収集してきた。だが、情報収集自体や、収集から報告に至るまでに時間がかかることが課題視され、より速やかに消費者の嗜好を把握できる仕組みが求められていた。

選定にあたっては、Oracle Social Cloudでは、キーワードに加えて前後で頻繁に使われている単語も判別して文脈で情報収集できることや、他社キャンペーンの動向やそれに対する消費者の反応も収集・分析できること、中国の代表的なソーシャルメディア「Weibo(ウェイボー)」からもデータ収集が可能なことなどが評価されたという。

福助では、Oracle Social Cloudの導入により、製品比較サイトやソーシャルメディア上の投稿から消費者の反応や生の声を収集するだけでなく、他社のキャンペーン動向の把握、中国における消費者動向の調査・分析に活用していく。