顧客目線で海外売上を伸ばす! コニカミノルタのデジタルマーケティング戦略

[2016/10/24 09:00]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

重要なのは「顧客目線」

岩嶋氏は、「重要なのは、顧客の目線でデジタルマーケティングを展開することです」と力を込める。

例えば、顧客の多くは購買行動をインターネット検索からスタートさせる。最初の検索キーワードは、一般用語や抱えている課題を表す単純な言葉であることが多い。また、複数のWebサイトを比較検討し、最適な商品・メーカーを選定し、購入を決定するまでには、候補となる製品のWebサイトを3回以上訪問する傾向が強いという。なかにはソーシャルメディアのグループディスカッションに参加していたり、ソーシャルメディアで他ユーザーに意見を求めたりするケースもあるだろう。

企業側は、こうした顧客の購買行動に合わせ、適切な施策を展開していかなければならない。

2016年、同社は新たに「マーケティング」「コラボレーション」「レベニューアップ」「ROI」「データドリブン」という5つのキーワードを軸に、デジタルマーケティングへの取り組みをスタートさせている。

そのフレームワークは、「リーチ(SNSやSEOで見込み客にリーチ)」「アクト(Webサイトで興味・関心・需要の喚起)」「コンバート(売上への転換)」「エンゲージ(顧客の絆の醸成)」という4段階で成り立つ。

コニカミノルタのデジタルマーケティングを支えるフレームワーク

コニカミノルタのデジタルマーケティング戦略

この流れをサポート・実現する具体的な施策が、Eメールマーケティングやキャンペーンマーケティング、パーソナライズドマーケティングなどというわけだ。

カギを握る世代は「ジェネレーションC」

また、「B2Bビジネスの製品購入調査担当者の約半数が、1990年以降に生まれた『ジェネレーションC』と呼ばれる世代であることにも注意すべき」(岩嶋氏)だ。

ジェネレーションCの特徴としては、ネットでの情報収集能力が高く、スマートフォンを常に携帯していること、新しいデバイスを抵抗なく使いこなし、コミュニケーション相手は世界に広がっているといったことなどが挙げられる。TVの視聴時間が少なく、情報はSNSやWebサイトで収集していることもポイントだ。

デジタルマーケティングにおいて、彼らの目線・行動を無視することはできないだろう。

岩嶋氏はデジタルマーケティングの現状について、日本企業は欧米だけでなくアジアの先進企業にも遅れをとっていることを強調。「グローバルでビジネスを展開するためにも、デジタルマーケティングを加速すべき」と結論づける。そして、デジタルマーケティングを導入する際には「役員に対してしっかりデジタルマーケティングの重要性をインプットし、協力体制を築くことが必要」とアドバイスを寄せた。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

花王が挑むマーケティング基盤構築 - 直面した「当たり前の課題」とは?

花王が挑むマーケティング基盤構築 - 直面した「当たり前の課題」とは?

花王は、2015年ごろからデジタルマーケティングプラットフォーム構築に取り組んでおり、2020年にプロジェクトの完了を目指している。その最初のフェーズで導入されたのが、アドビシステムズのエンタープライズコンテンツ管理製品「Adobe Experience Manager」だ。10月5日に開催された「Adobe Digital Marketing Sympos…

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
[解説動画] 個人の業務効率化術 - 短時間集中はこうして作る
ミッションステートメント
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
AWSではじめる機械学習 ~サービスを知り、実装を学ぶ~
対話システムをつくろう! Python超入門
Kubernetes入門
SAFeでつくる「DXに強い組織」~企業の課題を解決する13のアプローチ~
PowerShell Core入門
AWSで作るマイクロサービス
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

会員登録(無料)

ページの先頭に戻る