顧客目線で海外売上を伸ばす! コニカミノルタのデジタルマーケティング戦略

[2016/10/24 09:00]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

コニカミノルタのグローバルWeb戦略 - 同社は何を変えたのか?

なぜこれほどまで日本企業のデジタルマーケティングは低評価なのか。その理由として岩嶋氏が挙げるのが、日本企業のデジタルマーケティングにおけるマネジメント力・組織力・人材力・戦略推進力などの弱さである。

海外売上比率が全体の8割と非常に高いコニカミノルタでは、こうした状況に早くから目を向け、従来のテクノロジービジネスから、ソーシャルによる課題解決型デジタルカンパニーへとビジネストランスフォームを進めてきた。岩嶋氏はこれを、「B2BからB2B2 Personへ」という言葉で説明する。

コニカミノルタの実践するビジネストランスフォーム

同社のデジタルマーケティングソリューションは、「コンサルティング」「コンテンツ」「システム・プラットフォーム」という3つの領域から成り立っている。これらが顧客の購買行動の各フェーズと連携することで、エンゲージ率を高めていく仕組みだ。

デジタルマーケティングの購買プロセスと対応するソリューション

また、コニカミノルタは今年6月、アドビ システムズと同分野で提携。アドビの統合型デジタルマーケティングプラットフォーム「Adobe Marketing Cloud」を活用した新たなソリューションを構想しているという。例えば、Webサイトやメルマガ、アプリにおける顧客行動を分析し、顧客ごとに最適化された紙情報をオンデマンドで出力するといった具合だ。

コニカミノルタがWebを重視する体制は、今に始まったことではない。2003年にはいち早く「コニカミノルタウェブ統合プロジェクト」を発足。固定費の削減とサーバセキュリティの向上を目指し、世界37カ国にある87のWebサーバをアジア(日本)・米国・欧州(ドイツ)・オーストラリアの4拠点に統合集約した。

さらに、Webサイトのデザインをグループ全体で統一し、一貫性を打ち出すと同時にWeb運営費を適正化。こうした施策の結果、年間2億5,000万円ものコスト削減を達成すると同時に訪問者数200%増、製品問い合わせ件数154%増、カタログダウンロード件数186%増といった成果を上げることに成功した。

>> 重要なのは「顧客目線」と「ジェネレーションC」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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