三越伊勢丹が次世代型スピーカーを販売するワケ - プロモーション&クリエイティブフォーラム

[2016/10/05 16:10]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

マーケティング

かけた曲に合わせて歌詞が内蔵ディスプレイに浮かび上がる次世代型スピーカー「Lyric Speaker(リリック・スピーカー)」。昨年、「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)・インタラクティブ・フェスティバル」にて、日本発の製品として初めてファイナリストに選出され、Best Bootstrap Company賞に輝いた注目のプロダクトだ。今年6月から三越伊勢丹にて先行予約がスタートしており、いよいよ11月14日から配送が開始される。

Lyric Speakerを開発したのは、クリエイティブ・エージェンシーのSIXだ。なぜ彼らはLyric Speakerを作ったのか。そしてなぜ、三越伊勢丹が販売するのか。

8月30日、31日の2日間にわたり開催された「プロモーション&クリエイティブフォーラム2016」では、このLyric Speakerに関わる両社の担当者が登壇。プロダクトにかける熱い思いを語るとともに、これを三越伊勢丹で扱う理由について解説した。

Lyric Speakerの製品画像。モバイル端末から音楽を再生すると自動的に楽曲の雰囲気や構成を分析し、歌詞のモーショングラフィックを生成して透過型スクリーンに浮かび上がらせる

Lyric Speakerの発想はどこから生まれたのか?

SIX 共同執行責任者 沼田耕平氏

SIX 共同執行責任者 沼田耕平氏

登壇したのは、三越伊勢丹ホールディングス 情報戦略本部 IT戦略部 IT戦略担当長 部長 北川竜也氏と、SIX 共同執行責任者 沼田耕平氏。モデレーターは、月刊ブレーン 副編集長 刀田聡子氏が務めた。

そもそもLyric Speakerはいかにして生まれたのか。

SIXの沼田氏は、自らを「ずっとCDを聴いてきた世代」と称し、ダウンロードやサブスクリプションサービスで音楽を聴くことが当たり前になった現代の若者との間に、違和感を覚えることが多くなってきたと語る。

その違和感が起点となり、Lyric Speakerのアイデアが生まれたのだという。特に沼田氏が熱い思いを持つのが「歌詞」の存在だ。

「僕の中には擦り切れるほど聴いた絶対的な曲が存在していて、その積み重ねが今の生き方に影響を及ぼしています。特に、歌詞カードを見ながら1曲をじっくり味わうことが、僕と音楽との距離感だったんです」(沼田氏)

一方で、最近流行のサブスクリプションサービスについては「今まで出会った数以上の音楽に出会える環境を作った」とその価値を認めながらも、「1曲の価値が軽くなったような思いがある」とコメントする。

この感覚についてSIXのメンバーと議論を戦わせた結果、「テクノロジーの進化により歌詞が置き去りにされた」のだという結論となった。「ならば、テクノロジーの力で歌詞を視聴環境そのものに埋め込みたい」という発想から、Lyric Speakerが誕生したのだ。

>> Lyric Speakerに注目した三越伊勢丹の「こだわり」とは?

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8月30日、31日の2日間にわたり開催された「プロモーション&クリエイティブフォーラム2016」では、かけた曲に合わせて歌詞が内蔵ディスプレイに浮かび上がる次世代型スピーカー「Lyric Speaker(リリック・スピーカー)」に関わる両社の担当者が登壇。プロダクトにかける熱い思いを語るとともに、これを三越伊勢丹で扱う理由について解説した。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2016/09/07/0831Mitsu_000.jpg
8月30日、31日の2日間にわたり開催された「プロモーション&クリエイティブフォーラム2016」では、かけた曲に合わせて歌詞が内蔵ディスプレイに浮かび上がる次世代型スピーカー「Lyric Speaker(リリック・スピーカー)」に関わる両社の担当者が登壇。プロダクトにかける熱い思いを語るとともに、これを三越伊勢丹で扱う理由について解説した。

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