【連載】

にわか管理者のためのWindows Server 2012入門

【第19回】DNSレコードの登録・削除・設定変更(2)

[2013/04/30 09:00]井上孝司 ブックマーク ブックマーク

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サーバ/ストレージ

今回は前回に引き続き、DNSサーバにレコードを手作業で登録する際の手順について解説する。また、登録済みレコードの設定変更や削除についても併せて解説する。

CNAMEレコードの登録

CNAMEレコードは、「このAレコードに対して、こういう別名を指定する」というものなので、別名設定の対象となるAレコードを先に登録しておく必要がある。それを前提として、以下の手順で登録する。

  1. [サーバーマネージャー]の[ツール]メニューから、[DNSマネージャー]管理ツールを起動する。

  2. 左側のツリー画面で[前方参照ゾーン]を選択してから、[操作]-[新しいエイリアス(CNAME)]、あるいは右クリックして[新しいエイリアス(CNAME)]を選択する。

  3. 続いて表示するダイアログで、定義する別名と、それに対応するAレコードを指定する。対応するAレコードは、FQDNの直接入力以外に、[参照]をクリックして一覧から選択する方法でも入力できる。

  4. [OK]をクリックすると、CNAMEレコードを登録する。

CNAMEレコードは、すでに登録してあるAレコードに別名を指定する形で登録する。Aレコードの指定は、FQDNの直接入力以外に、[参照]をクリックして選択する方法もある

MXレコードの登録

MXレコードは、「このドメイン名を持つアドレス宛に送られてきたメールを処理するメールサーバはこれこれで、その際の優先度はこれこれである」という指定を行うものである。以下の手順で登録する。

  1. [サーバーマネージャー]の[ツール]メニューから、[DNSマネージャー]管理ツールを起動する。

  2. 左側のツリー画面で[前方参照ゾーン]を選択してから、[操作]-[新しいメールエクスチェンジャー(MX)]、あるいは右クリックして[新しいメールエクスチェンジャー(MX)]を選択する。

  3. 続いて表示するダイアログで、ホスト名またはドメイン名、それと優先順位を指定する。メールサーバについては、FQDNの直接入力以外に、[参照]をクリックして一覧から選択する方法でも入力できる。ホスト名またはドメイン名を入力すると、対応するメールサーバのFQDNを[完全就職ドメイン名(FQDN)]に自動的に入力するので、その内容に間違いがないかどうかを確認する。

  4. [OK]をクリックすると、MXレコードを登録する。

ひとつのドメインで、冗長性を持たせるために複数のメールサーバを運用する場合があり、そのときにはMXレコードも複数必要になる。そのとき、それぞれのMXレコードごとに優先順位の数値を変える必要がある。この数字に単位はなく、数値の大小でメールサーバの優先順位を指定する仕組みだ。値が小さいほど優先順位が高くなるので、「10」「20」「30」といった具合にすればよいだろう。

MXレコードは、ドメイン名とメールサーバのFQDN、そして優先順位の指定が必要

DNSレコードの設定変更

何かの事情で、DNSに手作業で登録したホストのホスト名、あるいはIPアドレスを変更した場合、DNSに登録してあるレコードの情報と合わなくなってしまうので、DNSサーバのレコードも修正する必要がある。ただし、既存のレコードについて修正できる項目とできない項目があるので、後者の場合には当該レコードをいったん削除して、新しい情報に合わせたレコードを登録し直す必要がある。

DNSレコードの設定変更は、変更対象となる情報に対応するレコードをダブルクリックするか、レコードで右クリックして[プロパティ]を選択すると表示するダイアログを使用する。レコードの種類によって、前方参照ゾーン以下にある場合と、逆引き参照ゾーン以下にある場合があるのはいうまでもない。

どの種類のレコードでも、ダブルクリック、あるいは右クリックメニューでプロパティ画面を表示する

まず、もっとも変更の可能性が高いと思われるAレコードとPTRレコードのプロパティ画面を以下に示す。

Aレコードの修正を行った場合、対応するPTRレコードを一緒に更新できる。ただし、PTRレコードでIPアドレスを変更することはできないので、IPアドレスが変わったときにはPTRレコードの削除と再作成が必要である。

Aレコードのプロパティ画面

PTRレコードのプロパティ画面

その他のレコードでは、登録済みのレコードに対して変更が可能な項目は以下のようになっている。

・CNAMEレコード : 全項目の変更が可能
・MXレコード : 全項目の変更が可能

以前のWindowsサーバでは、後から変更できる項目に限りがあったが、Windows Server 2012では全項目の変更が可能になっていることが多いようだ。

CNAMEレコードのプロパティ画面

MXレコードのプロパティ画面

DNSレコードの削除

登録済みのDNSレコードは、いつでも削除できる。これは、手作業で登録したものでも、DNS動的更新によって自動登録したものでも同様だ。

削除を行うには、削除したいレコードを選択して[操作]-[削除]、あるいは右クリック メニューで[削除]を選択する。レコードの種類によって、前方参照ゾーン以下にある場合と、逆引き参照ゾーン以下にある場合があるのはいうまでもない。

もっとも、動的更新機能によって登録したレコードについては、自動清掃(エージング)機能があるので、そちらを利用する方が手間がかからないし、間違って削除するリスクも回避できる。この機能は既定値ではオフになっているが、ゾーンごとにプロパティ画面で有効にできる。このゾーンのプロパティ設定については、次回に解説する。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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