【連載】

にわか管理者のためのWindowsサーバ入門

【第107回】リモートインストールサービスのCDブートイメージ作成[2003]

[2012/10/22 10:00]井上孝司 ブックマーク ブックマーク

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サーバ/ストレージ

前回は、リモートインストールサービス(RIS)を動作させるサーバ、つまりRISサーバの準備作業について解説した。今回は、そのRISサービスにクライアントPCのイメージを用意して、展開作業を行えるようにするための作業について解説する。

OSセットアップイメージの追加

まず、OSのセットアップイメージをRISに追加する方法について解説する。

この方法では、WindowsをCD-ROM、あるいはDVD-ROMからセットアップする場合と同様の手順でOSをセットアップする。これを「CDベースイメージ」といい、セットアップ作業の手順はおおむね、通常のセットアップ手順と同じとなる。異なるのはブートの方法で、CD-ROMやDVD-ROMからブートする代わりに、ネットワークブートを用いる。

この方法ではセットアップの際にハードウェア構成をいちいち確認するため、クライアントPCの機種やハード環境を統一する必要はない。

(1) [スタート]-[管理ツール]-[リモートインストールサービスセットアップ]を選択する。

(2) [リモートインストールサービスのセットアップウィザード]が起動する。そのウィザードの2画面目で、CDベースイメージを作成するRISサーバのフォルダを指定する。十分な空き容量を持ち、NTFSでフォーマットしたドライブ上のフォルダを指定する必要がある。

まず、CDベースイメージを作成するフォルダのパスを指定する

(3) 次の画面で、クライアントPCからの要求に対してどのように応答するかを設定する。既定値ではすべてのチェックボックスがオフになっているが、[サービスを要求しているクライアントコンピュータに応答する]をオンにすると、RISクライアントからの要求に応答するようになる。ここで[不明なクライアントコンピュータには応答しない]チェックボックスをオンにすると、事前にコンピュータアカウントをActive Directoryに作成してある場合以外は応答しない。このチェックボックスがオフになっている場合、コンピュータアカウントの有無に関係なく、どのコンピュータでもリモートインストールが可能である。

[サービスを要求しているクライアントコンピュータに応答する]をオンにして先に進む

(4) 次の画面で、イメージ作成元になるメディアの場所を指定する。図の例では、E:ドライブがDVD-ROMドライブなので、「E:\」である。

OSのインストールメディアをセットするドライブを指定する

(5) 次の画面で、作成するイメージを格納するサブフォルダの名前を指定する。先に(2)」で指定したフォルダの下に、ここで指定した名前のサブフォルダができるわけだ。そのため、重複がなく、かつ内容が一目で分かるような名前を付ける必要がある。

イメージ格納先のサブフォルダ名を指定する

(6) 次の画面で、イメージにつける説明文とヘルプテキストを指定する。内容が一目で分かるような説明を記述する方が良いのだが、使用できる文字が半角英数字(ASCIIテキスト)に限られており、日本語を使えないのが泣き所だ。

内容が一目で分かるような説明を記述できるが、ここではASCII文字列しか使えない

(7) 最後に、設定内容の確認画面を表示する。そこで[完了]をクリックすると、CD-ROMから必要なファイルを抽出する。そして、(2)で指定したフォルダの下に(5)で指定した名前のサブフォルダを作成して、そこにCDベースイメージを準備する。

セットアップ用の起動ディスクを作成する

続いて、リモートインストールに使用する起動ディスクの作成について解説する。

この作業は、PXEブートには対応していないが、起動ディスクの対応一覧には載っているLANアダプタを備えたコンピュータをクライアントPCとして利用する場合に必要な作業だ。その起動ディスクはフロッピーディスクを使用するため、クライアントPCはブートデバイスとして利用可能なフロッピーディスクドライブを備えている必要もある。

なお、このいずれの条件も満たしていないコンピュータは、RISによるリモートインストールの対象にできない。たとえば、フロッピーディスクドライブがなければアウトである。

RISサーバでは、イメージ作成場所に指定したドライブの「\RemoteInstall\Admin\i386」フォルダに、「rbfg.exe」という名前の起動ディスク作成ツールを用意している。これを実行することで、起動ディスクを作成する仕組みだ。

このフォルダは、「\<RISサーバ名>\reminst\Admin\i386」というUNC名を指定すると、別のコンピュータからネットワーク経由でアクセスすることもできる。だから、RISサーバがフロッピーディスクドライブを持っていなくても、フロッピーディスクドライブを備えたクライアントPCが別にあればよい。

RISサーバ上の「rbfg.exe」を実行すると、起動ディスクの作成が可能

「rbfg.exeを」実行すると表示するダイアログで[アダプタの一覧]をクリックすると、RIS起動ディスクが対応しているLANアダプタの一覧を表示する。しつこいようだが、この一覧にあるLANアダプタを装備したコンピュータでなければ、起動ディスクを使ったセットアップは行えない。

「rbfg.exe」を実行すると表示するダイアログで[アダプタの一覧]をクリックすると、使用可能なLANアダプタを確認できる。また、フォーマット済みのフロッピーディスクをセットして[ディスクの作成]をクリックすると、起動ディスクを作成する

RIS起動ディスクを使うには、この一覧にあるLANアダプタを装備していなければならない

起動ディスクを作成するには、フォーマット済みのフロッピー ディスクをドライブにセットしてから、[Microsoft Windowsリモートブートディスクジェネレータ]ダイアログにある[ディスクの作成]をクリックする。ディスクができあがったら、[閉じる]をクリックして「rbfg.exe」を終了する。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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【連載】にわか管理者のためのWindowsサーバ入門 [107] リモートインストールサービスのCDブートイメージ作成[2003]
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https://news.mynavi.jp/itsearch/2015/10/15/windows_server/107_index.jpg
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