【連載】

にわか管理者のためのWindowsサーバ入門

【第29回】共有プリンタの利用とプリンタの追加

[2011/03/07 08:00]井上孝司 ブックマーク ブックマーク

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サーバ/ストレージ

今週は、クライアントPCから共有プリンタに接続する際の手順について触れた後で、サーバ側におけるローカルプリンタの追加について解説する。ネットワーク接続機能を備えていて、すでにネットワークにつながった状態になっているプリンタをWindowsサーバで束ねる際にも、手順はローカルプリンタの追加と似ているので、併せて解説する。

ローカルプリンタとネットワークプリンタの追加

特に企業向けのプリンタでは、プリンタ自身がネットワーク接続用のインタフェースを備えている場合がある。昔はプロトコルにDLC(Data Link Control)を用いるケースがあったが、現在はTCP/IPベースが主流だろう。また、さらに共有機能まで備えており、別個にプリンタ共有用のサーバを用意しなくても済むようにしている製品もある。

ただ、前回の本連載でも述べたように、Windowsサーバで共有プリンタを束ねることにもそれなりの意味はあると思われる。その場合、Windowsサーバにプリンタをインストールして、出力先としてプリンタ自身の共有機能を指定する形になる。

その際の手順は基本的にローカルプリンタを手作業で追加する場合と同じなので、ここでまとめて解説する。

 1. [コントロールパネル]以下の[プリンタとFAX](Windows Server 2003)、あるいは[プリンタ](Windows Server 2008)を実行する。

 2. [プリンタの追加]をダブルクリックする。続いて表示するダイアログで[ネットワーク、ワイヤレス、またはBluetoothプリンタを追加します]をクリックする。

 3. すると、プリンタの検索を行って一覧を提示するので、その中から追加するプリンタを選択して[次へ]をクリックする。

 4a. 検索しても何も出てこない場合には、[探しているプリンタはこの一覧にはありません]をクリックして続行する。すると、次の画面でプリンタの直接指定するよう求めてくる。Windowsファイル共有を使用しているネットワーク接続型プリンタであれば、[共有プリンタを名前で選択する]を選択してから、プリンタ自身の共有名(UNCパス)を入力して続行する。

 4b. USBインタフェースを使用しておらず、自動検出できなかったローカルプリンタの場合、プリンタを接続しているポートを選択して続行する。

 5. 続いて、プリンタの機種判定とプリンタドライバの組み込みを行う。手作業で機種を選択するよう求められた場合には一覧から選択するが、一覧にない機種については[ディスク使用]をクリックしてメーカー提供のドライバディスクを使うか、[Windows Update]をクリックしてWindows Updateサーバを検索する必要がある。

 6. ローカルプリンタの場合、次の画面でプリンタを共有するかどうかを指定する。設定の要領は、前回に取り上げたUSB接続の場合と同じだ。

 7. 通常使うプリンタにするかどうかの指定や、テスト印刷といった作業を行って、プリンタのインストールを完了する。

共有プリンタへの接続(Windows Vista/7)

共有したプリンタにアクセスするには共有名の指定が必要だが、それは以前と何も変わっていない。すなわち、「\<サーバ名>\<共有名>」というUNC名を使って接続先のプリンタを指定する形になる。サーバのコンピュータ名が「ARTEMIS」で、共有名が「850i」なら、「\ARTEMIS\850i」となる。

ただし、使用しているWindowsのバージョンによって、共有プリンタに接続する際の手順には違いがある。ここではWindows Vista/7について解説する。

 1. コントロールパネルの[プリンタ](Windows Vista)、あるいは[ハードウェアとサウンド]以下の[デバイスとプリンターの表示](Windows 7)をクリックする。

 2. 続いて表示するプリンタ一覧画面で右クリックして[プリンタの追加]を選択する。

 3. 続いて表示する画面で[ネットワーク、ワイヤレス、またはBluetoothプリンタを追加します]をクリックする。

 4a. すると、自動的に共有プリンタを検索して、発見したものを一覧に表示する。その中から使用したいプリンタを選択して[次へ]をクリックする。

 4b. 検索しても発見できないときには、[探しているプリンタはこの一覧にはありません]をクリックする。そして、次の画面で[共有プリンタを名前で選択する]を選択してから、その下のテキストボックスに共有プリンタのUNC名を入力する。その状態で[次へ]をクリックすると、プリンタドライバのダウンロードと組み込みを行う。

共有プリンタを検索・発見できた場合には、それを一覧で確認して続行すれば追加できる。それができない場合には、[探しているプリンタはこの一覧にはありません]をクリックする。続いて、画面例にあるように手作業でUNCパスを手動で指定する

 5. 続いて、通常使うプリンタに設定するかどうかの指定と、必要ならテスト印刷を行う。

 6. 最終画面で[完了]をクリックすると、プリンタの追加が完了する。

なお、「4a.」「4b」の段階でプリンタの検索を行えない場合、[ネットワークと共有センター]でネットワーク探索機能を有効にしてみると、問題を解決できるかも知れない。

共有プリンタへの接続(Windows 2000/XP)

続いて、Windows 2000/XPで共有プリンタに接続する際の手順について解説する。

 1. コントロールパネルで、[プリンタとその他のハードウェア]をクリックする。

 2. [プリンタを追加する]をクリックして、[プリンタの追加ウィザード]を実行する。

 3. ウィザード2画面目で、[ネットワークプリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]を選択する。

 4a. ウィザード3画面目で、プリンタの検索方法を選択する。既定値は[ディレクトリ内のプリンタを検索する]で、Active Directoryに登録してあるプリンタの一覧を画面に表示する。このとき、何も条件を指定しないと、登録してあるプリンタをすべて表示する。その中から使用したいプリンタを選択して[OK]をクリックする。

プリンタを指定する。既定値では、Active Directoryに登録してあるプリンタを検索するが、Active Directoryに登録していないプリンタは手作業でUNC名を指定する必要がある

 5. Active Directoryの検索機能を使用しない、あるいはActive Directoryそのものを使用していない場合には、[指定したプリンタに接続する]を選択して、共有プリンタのUNC名を直接指定する。

 6. いずれの場合でも、ウィザード最終画面で設定内容を確認して、[完了]をクリックする。すると、プリンタドライバのダウンロードと追加を行う。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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https://news.mynavi.jp/itsearch/2015/10/14/windows_server/029_index.jpg
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