ウエスタンデジタルコーポレーションは8月16日、オールフラッシュストレージプラットフォーム「SanDisk InfiniFlash」がソフトバンクのソフトウェア・デファインド・ストレージ基盤に採用されたことを発表した。

SanDisk InfiniFlash

今回SanDisk InfiniFlashが採用されたのは、数ペタバイト規模のデータ容量に対応した社内システム。同ストレージを中核に、多数の汎用サーバーで構成したソフトウェア・デファインド・システムで、リアルタイムのデータ処理も想定しているという。

導入効果としては、従来の専用ストレージ比でラック数75%削減、消費電力最大83%削減。さらに、複雑化したシステムのオペレーションの統一、サイロの解消、ベンダ固有の対応作業の排除といった効果もあったことが説明されている。

SanDisk InfiniFlashプラットフォームは、3Uの筐体に最大512TBの容量を搭載可能なオールフラッシュストレージ。圧縮や重複排除技術なしでギガバイトあたり1ドル以下の容量単価を実現している。最大サーバー接続台数は8台。

ソフトバンク IT統括システム基盤本部システム基盤統括部統括部長の加藤靖之氏は、「新しい社内プラットフォームには、データセンター運用におけるコストと効率性を最適化するためにフラッシュ技術の活用を検討しており、今回SanDisk InfiniFlashの採用に至りました」とコメント。フラッシュ開発・製造に長けたサンディスクによる初のデータセンター向け超大容量のフラッシュストレージという点に加えて、高速なI/O性能と高密度設計を高く評価したと説明している。