Ubuntuの創始者が語る! ITコスト削減に必要な発想 - Interop Tokyo

[2016/06/21 16:00]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

サーバ/ストレージ

「運用をオープンソース化して再利用する」という発想

世界中の企業が頭を抱える運用コストの問題だが、その解決を目指して開発されたのが、Canonicalが展開するサービスオーケストレーションツール「Juju」である。

「Jujuは、運用のオープンソース化を目指したツールです。その根幹には、個々の企業が自分たちが書いたスクリプトを使ってシステムを動かすのではなく、そのスクリプトを誰でも使えるようなオープンソースにしてしまおうという発想があります」とシャトルワース氏は説明する。

Jujuは、複数のオペレーションコードから成るパッケージをカプセル化し、オープンソースとして再利用可能にする。カプセルは、例えば電気通信業であれば複雑なネットワークに対応したオペレーション、防衛産業であればよりセキュアなオペレーションと、それぞれの産業ごとに最適化されたものとなる。また、ベンチーマーキングやバックアップなど、目的ごとにオペレーションをカプセル化することも可能だという。

「仮想環境でも物理環境でも、そして双方を組み合わせたより複雑な環境でも、オペレーションの再利用が可能になります」と強調したシャトルワース氏は、来場者にJujuのデモを披露して見せた。

そして、氏は講演の最後、次のようにIoTへの展開を示唆し、壇を後にした。

「Jujuによってシステムの複雑性を吸収することで、これまでかかっていた運用コストを、同じソフトウェアを使っている全ての企業でシェアできるようになります。Jujuを活用してオペレーションをコミュニティ内で再利用できるのであれば、コストを抑えるだけでなく、そのソフトウェアについて十分な知識がなくても使いこなせるようになるかもしれません。同様のアプローチを、ロボットやドローン、セットトップボックス、IoTなどにも当てはめれば、どれだけ可能性が広がるかおわかりいただけるでしょう」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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