【連載】

にわか管理者のためのWindows Server 2012入門

【第36回】FSRMでできること:ファイルスクリーンとテンプレート

[2013/08/26 09:00]井上孝司 ブックマーク ブックマーク

  • サーバ/ストレージ
  • ● 関連キーワード
  • サーバ

サーバ/ストレージ

今回は、ファイルサーバーリソースマネージャー(以下FSRM)が備えるファイルスクリーン機能で使用するテンプレートに関わる機能のうち、追加・変更・削除の手順について解説する。テンプレートそのものの考え方は、以前に取り上げたFSRMのクォータ機能と同じであり、設定する項目が異なるだけだ。

スクリーンテンプレートの追加

ファイルスクリーンのテンプレートを独自に作成したり、あるいは既存のテンプレートを修正したりするのは、制限の対象になるファイルの種類を変更したい場合だろう。まず、独自のテンプレートを追加する際の手順から解説していく。

  1. [ファイルサーバーリソースマネージャー]管理ツールを起動する。

  2. 左側のツリー画面で、[ファイルサーバーリソースマネージャー]以下の[ファイルスクリーンの管理]-[ファイルスクリーン]を選択して、[操作]-[ファイルスクリーンの作成]、あるいは右クリックして[ファイルスクリーンの作成]を選択する。このとき右クリックする場所は、画面中央の空白部分でもよい。

  3. 続いて表示するダイアログで[カスタムプロパティ]をクリックする。すると、設定用のダイアログを表示する。

  4. ・ファイルスクリーンのパス : 作成するテンプレートを適用対象となるフォルダのパスを指定する。
    ・ファイルスクリーンプロパティ : [カスタムファイルスクリーンのプロパティを定義する]を選択してから、その下にある[カスタムプロパティ]をクリックする。

    ファイルスクリーンテンプレートを新規に起こす際には、[カスタムファイルスクリーンのプロパティの定義]を選択してから、その下にある[カスタムプロパティ]をクリックする

  5. 別のダイアログが現れるので、そこでクォータの設定を行う。まっさらの状態から設定を起こすこともできるし、既存のクォータテンプレートを引き写して手直しすることもできる。
  6. ・テンプレートからプロパティを取得する : リストボックスでコピー元テンプレートを選択して[コピー]をクリックすると、そのテンプレートの内容を引き写してくる。その内容を修正すると、新規作成よりも手間がかからない。 ・ファイルスクリーンの種類 : [設定]タブで指定する。設定した種類のファイル作成を認めない[アクティブスクリーン処理]と、設定した種類のファイルを作成した際に警告を発するだけの[パッシブスクリーン処理]がある。 ・スクリーン対象となるファイルの種類 : [ブロックするファイルグループの選択]リストボックスで、チェックボックスをオンにする方法で指定する。

    カスタムファイルスクリーンテンプレートの定義画面。制限対象に加えるファイルの種類と警告方法を、同じダイアログでまとめて設定できる

  7. [ブロックするファイルグループの選択]リストボックスにない形式のファイルについては、[作成]をクリックして一覧に追加することができる。その際に表示するダイアログでは、グループ名、対象となる拡張子、除外する拡張子の指定を行う。この機能では除外指定が可能なので、たとえば特定の種類のオーディオファイルだけを許可する、といった使い方も可能だ。

  8. 制限違反が発生したときの通知方法はクォータと同様に、[電子メールメッセージ]、[イベントログ]、[コマンド]、[レポート]の設定が可能になっている。この設定は、同じダイアログのままでタブを切り替えて行う。

  9. [OK]をクリックしてダイアログを閉じる。

  10. 設定を行ったら、[作成]をクリックしてダイアログを閉じる。このとき、作成したカスタムプロパティに名前を付けて、テンプレートとして保存するかどうかを訊ねるダイアログを表示する。再利用を容易にすることを考えると、テンプレートとして保存しておく方が良いだろう。

  11. 画面中央に、設定したファイルスクリーンに関する情報が現れる。

カスタムテンプレートを作成して、任意の制限値や制限の内容を指定したファイルスクリーンの適用例

なお、「2.」のところでファイルスクリーンを設定せずに、テンプレートだけをとりあえず作成することもできる。それには、左側のツリー画面で[ファイルスクリーンのテンプレート]を選択してから、[操作]-[ファイルスクリーンテンプレートの作成]、あるいは右クリックして[ファイルスクリーンテンプレートの作成]を選択すればよい。その場合、ファイルスクリーンテンプレートを作成して一覧に加えるだけとなり、フォルダに対する適用は行わない。

スクリーンテンプレートの変更・削除

当然ながら、テンプレートは作成だけでなく削除も可能だ。テンプレートを削除する際の手順は以下のようになっている。

  1. [ファイルサーバーリソースマネージャー]管理ツールを起動する。

  2. 左側のツリー画面で[ファイルサーバーリソースマネージャー]以下の[ファイルスクリーンの管理]-[ファイルスクリーンのテンプレート]を選択する。

  3. 画面中央で削除したいテンプレートを選択して、[操作]-[削除]、あるいは右クリックして[削除]を選択すると、そのテンプレートを削除できる。

[ファイルサーバーリソースマネージャー]-[ファイルスクリーンの管理]-[ファイルスクリーンテンプレート]を選択した状態で、テンプレートの作成・編集・削除が可能

そこで気になるのは、すでにどこかのフォルダに適用しているテンプレートをいきなり削除した場合の挙動だが、実は設定内容はそのまま維持される。つまり、適用中のテンプレートを削除してもファイルスクリーンの設定がなくなるわけではなく、テンプレートを使った設定の再利用ができなくなるだけだ。

このほか、画面中央でテンプレートを選択してから[操作]-[テンプレートからファイルスクリーンを作成]、あるいは右クリックして[テンプレートからファイルスクリーンを作成]を選択すると、既存テンプレートの適用が可能だ。また、[操作]-[テンプレートのプロパティの編集]、あるいは右クリックして[テンプレートのプロパティの編集]を選択すると、既存テンプレートの修正が可能になる。

すでにどこかのフォルダに適用しているテンプレートを変更すると、[OK]をクリックしてダイアログを閉じた際に、以下の選択を求めてくる。これは、テンプレートを適用した後で、一部の項目だけを個別に設定変更できるためだ。

・当該テンプレートと同じ内容を持つクォータの設定だけを変更する
・当該テンプレートを適用しているクォータすべての設定を変更する
・当該テンプレートを適用しているクォータの設定は変更しない

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
1002
2
【連載】にわか管理者のためのWindows Server 2012入門 [36] FSRMでできること:ファイルスクリーンとテンプレート
今回は、ファイルサーバーリソースマネージャー(以下FSRM)が備えるファイルスクリーン機能で使用するテンプレートに関わる機能のうち、追加・変更・削除の手順について解説する。テンプレートそのものの考え方は、以前に取り上げたFSRMのクォータ機能と同じであり、設定する項目が異なるだけだ。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2015/10/19/windows_server_2012/36_index.jpg
今回は、ファイルサーバーリソースマネージャー(以下FSRM)が備えるファイルスクリーン機能で使用するテンプレートに関わる機能のうち、追加・変更・削除の手順について解説する。テンプレートそのものの考え方は、以前に取り上げたFSRMのクォータ機能と同じであり、設定する項目が異なるだけだ。

会員登録(無料)

セキュリティ・キャンプ2017 - 精彩を放つ若き人材の『今』に迫る
ぼくらのディープラーニング戦争
クラウドアンケート
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
人事・経理・総務で役立つ! バックオフィス系ソリューション&解説/事例記事まとめ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る