バージョン1.1の新機能紹介

【連載】

1からマスター! Windows Terminal入門

【第31回】バージョン1.1の新機能紹介

[2020/08/06 08:00]佐々木宣文 ブックマーク ブックマーク

Windows Terminalは、2020年5月の正式版リリースの際、月に1回程度のマイナーアップデートを継続的に行うと発表した。本稿執筆時点では、7月にリリースされたバージョン1.1が最新版となっている。同バージョンでは、バグ修正のほかに、いくつかの新機能が追加されている。今回は、バージョン1.1から使えるようになった主な新機能を紹介する。

フォルダをWindows Teminalで開く

エクスプローラーなどでフォルダを右クリックした際に表示されるメニューに「Open in Windows Terminal」という項目が追加された。これを選択すると、対象フォルダが作業フォルダとなった状態でWindows Teminalが起動する。使用されるコマンドラインツールは、デフォルトプロファイルとして指定されているものになる。

右クリックメニューが追加された

Windows起動時にWindows Terminalも起動する

Windowsが起動したときに自動でWindows Terminalを実行する設定ができるようになった。「setting.json」のグローバル設定の箇所に「startOnUserLogin」というプロパティを追加し、次のようにその値として「true」をセットしておくと、Windowsの起動時にWindows Terminalが立ち上がってすぐにターミナルによる作業を始められるようになる。

"startOnUserLogin": true

Windows起動時にWindows Terminalを起動する設定

ドロップダウンメニューからペインを開く

ペインを使ってウィンドウの分割をしたい場合、これまではキーボードショートカットを使うしか方法がなかったが、バージョン1.1からは、タブと同様にタブバー右端のドロップダウンメニューからペインを作成できるようになった。ペインを作成したい場合は、ドロップダウンメニューのプロファイルをキーボードの「Alt」キーを押しながらクリックすればよい。ウィンドウを分割する方向(ペインを右に追加するか下に追加するか)は、フォーカスがある元のウィンドウのサイズによって自動で決まる。すなわち、ウィンドウが縦長であれば縦に、横長であれば横に分割される。

ドロップダウンメニューからペインを作成できる

wtコマンドの新しいオプション

第15回の記事で、wtコマンド(wt.exe)を使ってコマンドラインからWindows Terminalを起動できるようになったことを紹介した。バージョン1.1では、このwtコマンドによる起動時に指定できる新しいコマンドラインオプションがいくつか追加されている。

オプション 引数 内容
-M,—maximized なし ウィンドウを最大化する
-F,—fullscreen なし ウィンドウをフルスクリーンモードにする
—title 任意の文字列 タブのタイトルを指定された文字列にする

「-M」または「—maximized」は、Windows Terminalをウィンドウが最大化された状態で起動するオプションである。一方「-F」または「—fullscreen」は、ウィンドウをフルスクリーンモードで起動するオプションになる。ただし、最大化のオプションとフルスクリーンモードのオプションは同時に指定することはできない。

「—title」オプションでは、下図のように、直後に指定された文字列がタブ名として使用される。

—titleオプションでタブ名を指定できる

タブの新機能

バージョン1.1ではタブに対しても新機能が追加されている。まず、タブの色およびタブ名が自由に変更できるようになった。タブをマウスで右クリックすると、以下のように「色」「タブ名を変更」という2つの項目を持ったドロップダウンメニューが表示される。このうち「色」をクリックするとカラーパレットが表示されるので、好きな色を選ぶとタブがその色に変わる。「カスタム」を選べば任意の色を作ることもできる。

タブの色を変更する

ドロップダウンメニューで「タブ名を変更」をクリックした場合は、次のようにタブの名前が入力できるようになる。メニューをクリックする代わりにタブ名をダブルクリックしても同じように入力欄が現れる。ここで任意の文字列を入力して「Enter」キーを押せば、入力した文字列がタブ名として設定される。

タブ名を変更する

もう一つの新機能として、表示していないタブを最小化することができるようになっている。デフォルトでは全てのタブが同じ横幅で表示されるようになっている。バージョン1.1からは、setting.jsonのグローバル設定に次のように「”tabWidthMode”: “compact”」を追加することで、表示されていないタブの横幅が自動で縮められるようになった。

"tabWidthMode": "compact"

表示していないタブを最小化する設定

表示していないタブはアイコンだけが表示されている

冒頭で書いたように、正式版以降のWindows Terminalは月1回程度のペースでマイナーアップデートが行われていく。それほど大きな変化ではないものの、着実に使いやすくなっていくはずなので、新たに追加される機能については積極的にチェックしていきたい。

参考資料

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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