PTCジャパンは11月5日、産業用製氷機や自動搬出貯氷庫などの製作施工を手掛けるアイスマンが、PTCの3D CAD「Creo」を採用したと発表した。

これまでアイスマンは、アイデア設計を中心にダイレクトモデリングを活用してきた。だが、設計の本来あるべき姿を目指し、パラメトリック手法を取り入れたCreoを採用。通常、実際の現場では設計の修正や手戻りが頻繁に発生するため、寸法情報が残るパラメトリック手法を活用することで、大幅に設計時間が短縮されるとともに、派生機種の設計も容易になるとしている。

また、Creoには拡張性のある機能が標準でそろっているため、3Dの設計情報の解析や写実的な製品イメージの作成など、さまざまな場面において3Dデータを活用することが可能だという。

同社は、当面はアイデア設計にダイレクトモデリングを併用するものの、最終的にはCreoに集約し、設計時間を激減させたいとしている。