NTTレゾナントは3月10日、クラウド型検証サービス「Remote TestKit(リモートテストキット)」が、メディアレップであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)に導入されたと発表した。

Remote TestKitは、クラウド上のスマートフォンを操作することで実機検証を可能にするサービス。新旧500種類以上の機種に対応しており、画面キャプチャの取得や実機ログの確認を行うこともできる。

動画広告の取り扱いが増加するDACでは、端末・OSごとの表示検証が急務となっており、特に音声が適切に再生されるかどうかを確認できるサービスが求められていた。検討の結果、配信動画広告検証のためのサウンド出力機能や、端末を横にしたときの広告表示を確認できる端末ローテーション機能などを備えたRemote TestKitを導入。これにより、実機を揃えなくても音声まで試験できるようになったほか、動画をキャプチャすることで動画広告が正常に動作しているかどうかを確認できるようになったとしている。

DACでは今後、検証作業のみならず、顧客から不具合申告があった場合の対応にも利用していく予定だという。