【レポート】IPA、IoT製品の開発指針を公開 - IoT時代の到来を前に、企業が想定すべきリスクとは?

[2016/03/25 10:00] ブックマーク ブックマーク

「対策実施の有無を含めて、検討だけは行ってほしい」

IPA技術本部 ソフトウェア高信頼化センター グループリーダ 中尾 昌善氏

IPA技術本部 ソフトウェア高信頼化センター グループリーダ 中尾 昌善氏

IPA技術本部 ソフトウェア高信頼化センター グループリーダの中尾 昌善氏は、「開発指針では、IoT製品の開発時に考慮すべきリスクや対策について、17の指針にまとめている。開発者/保守者はもちろん、経営者にも読んでいただきたい」と強調する。

指針は、開発方針の策定から分析、設計、保守、運用といった製品開発のライフサイクルを意識して作成。その構成は、最初に大きな指針を述べた後、ポイントを挙げ、課題の背景を解説として記述するスタイルになっている。

「重要なのは、挙げられている内容は、絶対に実施しなければならないものではないということだ。実際問題として、すべての対策を実践するのはコストや制約の問題があって難しいと思う。対策実施の有無を含めて、検討だけは行ってほしい内容が記述してあると考えてほしい。また、対策例もあくまでも例にすぎない。分野ごとに異なる部分があると思うので、それぞれの分野・立場に応じて対応してもらえれば良い」(中尾氏)

中尾氏は、開発指針の活用方法について「IoT製品を開発する企業で、開発時のチェックリストや発注時の要件確認、開発後のエビデンスとして利用できるのではないか」と提案した。

「こうした産業界を横断するような指針の発表は、国内では初だと思う」とは、松本氏の弁だ。さまざまな産業分野を横断した指針にする必要があるため、公的機関であるIPAが主導して検討/立案する意義があると考えたのだという。

「これは、あくまでもスタート地点にすぎない。実際に産業界に広め、活用してもらわないと意味がないと考えている。また、国際的にも通用するような指針にしていく必要があると考えており、これからもさらに取り組みを強化していきたいと考えている」(松本氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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