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【レポート】デジタルビジネス時代の製品/サービス選びのポイントとは?

[2015/09/29 18:00]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

IT部門の存在意義を大きく変えるデジタルビジネス

米Gartnerのシニア バイスプ レジデントでリサーチ部門の最高責任者を務めるピーター・ソンダーガード氏は、昨年のシンポジウムの場で「デジタルビジネスの進展により、すべての企業がテクノロジーカンパニーになる」と発言し大きな反響を呼んだ。この言葉は、IT部門もまたデジタルビジネスを見据えて大きく変革する必要があることを意味している。では、具体的にIT部門はこの先どう変わればいいのだろうか──この問いに対する鈴木氏の答えは明確だ。

「デジタルビジネス時代を迎えるに当たり、IT部門の存在意義が改めて問われていると言っていいでしょう。多くのビジネス部門が様々なかたちで自主的にテクノロジーを使うようになっていくなか、IT部門に求められるのは、そこに関わり、さらには推進役となることです」

ちなみにデジタルビジネスに向けて企業がなすべきことの詳細については、10月28日から30日にかけてヒルトン東京お台場 (旧ホテル日航東京) で開催されるガートナーのシンポジウムの場で言及される予定だ。

このようなデジタルビジネス時代にIT製品/サービスを選定する際には、まずデジタルビジネスに向けた方針や戦略を確認する必要がある。もしそれを怠ったままで選定してしまえば、うまくいかないどころか競合他社から大きく遅れをとってしまうことにもなりかねないのだ。

次に必要なのが、バイモーダル(2つの流儀)を理解することだ。2つの流儀のうち、まずモード1は従来的であり、拡張性、効率性、安全性、正確性を重視する。そしてモード2は不連続的であり、俊敏性とスピードを重視する。

鈴木氏はこう説明する。「デジタルビジネスの世界では、顧客やビジネスの前線を担う部門からは『モード2』的な『すぐにやって欲しい』、あるいは『今すぐ変えてほしい』という要望が多くなり、そこに向けた対応力を強化する必要があります。しかし、その一方で『モード1』の視点も持ち続けねばいけません。例えば「なんでもかんでもクラウドがベストなのか」といえば、必ずしもそうではないのが現実です。モード1も柔軟に対応できるようにすることが肝要です」

つまり、従来型ITを近代化することも忘れてはならない。古いシステムを新しいものへと刷新していくとき、これまでと同じような考え方のままではなく、新しいテクノロジーを活用してこれまでより大きな成果を目指す必要があるのだ。

鈴木氏は言う。「デジタルビジネスを進めていくうえで、IoTやスマートマシンなど、検討せねばならないテーマが従来のITシステムよりも格段に拡大しています。より大きな成果をアグレッシブに追及していくためには、今までの進め方が、そのままでよいのか、例えば、時間の節約に注目した場合最適解は何か、権限委譲を大胆に進めることはできないかなど、知らず知らずのうちに当たり前と感じている常識を一度は疑う場面も出てくる可能性があります。これは製品やサービス選びについても同じで、例えば、単に実績があるから、あるいは安価だからといった選び方ではなく、より柔軟で使いやすいものがより選択されるようになるなど、選び方の基準はこれまでも変わってきましたが、今後はさらに変わっていく可能性があります」

最後に鈴木氏は、企業がデジタルビジネスに乗り出すために欠かせない要素として、リーダーシップを挙げた。

「デジタルビジネスはとても大きな変化です。それに乗り遅れないようにするには、企業のテクノロジーにもマインドにも大きな変革が求められるので、確かなリーダーシップを発揮できる存在が鍵を握るのです」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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