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「ねらいは投資の集中と最適化」 - 「Open Open」で進むSUSEの協業戦略

[2016/12/13 09:00]齋藤公二 ブックマーク ブックマーク

協業でどう変わる? - HPEのねらい

実際、HPEとの協業は今後どう進むのか。最初のゲストとして登壇した日本ヒューレット・パッカードの大月氏は、全体の枠組みについて「Helion OpenStackとStackatoは引き続きHPからサービスが提供され、既存のお客様はこれまでと変わりなくサービスを利用することができます。今後は、SUSEのIaaS、PaaSソリューションのOEM提供を受け、我々が提供するというかたちで進めていきます」と説明する。

大月氏によれば、この枠組みは「投資を集中し、最適化することで、業界最高水準のソリューションを提供していくという施策の1つであり、背景には20年来の両者の協業がある」という。両社には、案件や機能の対応だけでなく、「ラボレベル」での協業を続けてきた歴史がある。

「SAPを含めた3社が協力し、HPE内での実装の下、SAP製品を動作検証するといった取り組みを進めています。今後は、ハイアベラビリティなシステムの共同推進をさらに積極的に進めていく予定です」(大月氏)

日本ヒューレット・パッカード エンタープライズグループ事業統括 データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括 執行役員 大月剛氏

日本ヒューレット・パッカード エンタープライズグループ事業統括 データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括 執行役員 大月剛氏

HPEは、PCとプリンタ事業をHPとして分割後(国内は日本HP)、来年にはソフトウェア部門を分割する計画だ。その一方で、今年、米Arubaの買収やSGIとの合併を発表している。HPEは、サーバ、ストレージ、ネットワーク、サービスに特化した会社に生まれ変わることになる。

製品展開としては、ハイパーコンバージドインフラストラクチャの先に「コンポーザブル」で「ソフトウェアデファインド」な世界を見据えており、SAPと協業した可用性の高いERPシステムや、サーバ製品「HPE Apollo」とSUSEのSDSを組み合わせて提供する。サーバ製品に関しても、SUSE OpenStack Cloudに最適化した環境を提供していくという。

「市場環境を見ながら、多くの企業と『仲間』になっていこうとしています。ハードウェアに特化した我々にとっては、ソフトウェア面でさまざな企業とのパートナーシップが重要になります。また、SUSEとの協業により、ハードウェアの分野でさらにイノベーションを進めるための大きな一歩を踏み出すことができました。パートナーとの協業による新たなソリューションにご期待ください」(大月氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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