ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は10月13日、同社が販売を手掛けるマイクロソフトのクラウド製品群「Microsoft Office 365」「Microsoft Azure」「Microsoft Intune」およびSBTの「ADFS on Cloud」を大成建設のコミュニケーション基盤に導入したと発表した。

1873年創業の大成建設は、土木・建築業を核とした多くの事業を国内のみならず世界中で手掛けている。

今回の製品群の導入は、事業の生産性を高める施策の一環。SBTのサポートの下、従業員が「いつでも、どこでも、セキュアに仕事ができる」ことを目指し、グループに所属する約2万ユーザーの新たな共有基盤が構築された。

導入後は、スマートデバイスの利用に慣れている世代を中心に「出先や移動中でも情報を確認しやすくなった」「プレゼンス(在席情報)を確認し、相手の状況に応じたコミュニケーション手段を選べるようになった」など、成果を実感する声が挙がったという。また、Office 365と連携して会室予約できるシステムについては、世代を問わず高い評価結果となった。

加えて、Microsoft IntuneとADFS on Cloud による認証基盤の確立により、Office 365のID管理を一元化したほか、BYODの実現、シャドーIT対策にもつながったとしている。今後、さらなる生産性向上を目指し、SharePoint Onlineや業務システムとの融合を検討しているという。