日本オラクルは7月14日、ベアリングメーカーの日本トムソンが会計・経営管理システム構築のため、オラクルのクラウド型予算管理ソリューション「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用したと発表した。

日本トムソンは「中期経営計画2017」として、「有望市場・戦略製品への経営資源の集中投下」「製造原価の低減」「コア技術を活かした開発」「投下資本利益率(ROIC)を重要業績評価指標(KPI)とした経営施策」の4つの施策を進めている。

これまでは、販売予測や事業計画を作成するために販社や工場、本社などがそれぞれ表計算ソフトを使って売上見込みの集計や計算を行っていたが、その膨大な工数や、リアルタイム集計・自由度の高いシミュレーション分析ができないといったことが問題視されていた。

日本トムソンでは、「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」が損益管理に付随したシミュレーションと高度な分析を実現できることや、多様な管理軸での柔軟な分析が可能なこと、複雑な多段階の配賦計算に対応していることなどを評価。導入により、販売予測の精度を高め、さらに生産計画と連携させることによって全社的な利益の向上を目指すとしている。