パイプドビッツは6月6日、同社のクラウド型情報資産プラットフォーム「スパイラルR」が、富士通エフ・オー・エムが今年2月から提供する「Office 365マニュアル配信サービス」に導入された事例を公開した。

Office 365マニュアル配信サービスは、Office 365アップデートなどの最新情報を反映した各種マニュアルを作成し、定期的に顧客に提供するサービス。従来のサービスでは、顧客ごとに個別にマニュアルを作成し、CD-ROMなどのかたちで提供していた。しかし、今後予想されるOffice 365ユーザーの拡大に対応するため、新しい情報を定期的かつ安全に提供する方法を検討した結果、クラウドの活用に行き着いたのだという。

スパイラルR導入後は、クラウド上の管理データベースでマニュアルを一括管理し、顧客が必要なマニュアルをデータベースからダウンロードする仕組みが採用された。これにより、マニュアル配布の手間が軽減されたほか、定期的な更新が可能となった。

導入前と導入後のマニュアル配信サービスの違い

富士通エフ・オー・エムでは今後、ユーザビリティ向上を図るため、スパイラルRの活用範囲を広げる方針。具体的な検討施策として、オンラインアンケートの導入やコンテンツの拡張、マニュアルの拡充などを挙げている。