「例えば、コーヒーを購入した際に、おつりに相当する額を自動的に投資信託に回す。あるいは、Facebookの友人に数千円の連帯保証をお願いすると自動車ローンの金利が下がる。米国では、そんなサービスも登場しています」
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マネーフォワード 取締役 Fintech研究所長の瀧 俊雄 氏 |
――5月11日に開催されたセミナー『Fintechのもたらすインパクト』における先進事例紹介の一幕である。
講演者は、マネーフォワード 取締役 Fintech研究所長の瀧 俊雄 氏。同氏はその他にも、貸し渋りが続く米国の銀行に代わり、個人投資家らとの間で融資のマッチングを行うサービスや、FacebookやAmazonのアカウント情報を基に与信審査を行うサービスなどがあることも説明した。
さらに、今後の展望として、自民党政務調査会の提言や、現在審議中の法案などに触れたうえで、インパクトの大きい政策の1つとして「キャッシュアウトサービス」を挙げ、以下のように続けた。
「小売店のレジで銀行の預金を引き出せるキャッシュアウトサービスが普及したら、消費者の銀行選定基準は大きく変わるはずです。現在のように『ATMや店舗が近くにあるから』という理由で選ばれることはほとんどなくなり、代わりに、自社サービスや提携サービスの充実度が問われることになると予想されます。結果として、金融機関と連携したさまざまなサービスが生まれてくるのではないでしょうか」(瀧氏)
その他、講演では、人工知能が人間を超えると予想される2045年問題などにも言及。銀行の未来像や、人口知能の弱みなども解説した。
* * *
本稿では、同セミナーの講演スライドを無料提供する。興味のある方は、以下の資料紹介内のリンク、あるいは記事末の「今すぐ資料をダウンロード」ボタン、「ダウンロードBOXに入れる」ボタンからダウンロードしてほしい。
なお、講演レポートも後日改めて公開する予定だ。こちらも楽しみにしていただきたい。
講演資料の内容
講演資料は全44ページ。Fintechが登場した背景を技術的側面と社会的側面から説明したうえで、現在の先進事例を紹介。さらに、国内におけるFinTech関連の政策や、海外の動向に触れ、今後の展望を解説しています。
新サービスを企画するうえでも参考になる資料なので、ぜひ一度ご覧になってください。
<PDF内容>
- Fintechの全体像
- Fintechの大きな潮流
- Fintechの背景
- Fintechがもたらしている未来
- 成長戦略としてのFintech
- 政策面での注目トピックス
- 金融機関にとっての捉え方
- 海外における金融機関とベンチャーの協業
- キャッシュレス社会への動き
- 銀行とプラットフォームバリュー
- 2045年の銀行
……など
※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。
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