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熊本県小国町、アステリアの「Platio」で作成した被災状況報告アプリを導入

[2021/08/03 09:00]伊藤正子 ブックマーク ブックマーク

「明日アプリを使いたい」に応えた瞬発力

ある日、総務課から政策課に「明日は大雨が降るかもしれないので、アプリを使えないか」という連絡が入った。政策課で係長を務める長谷部氏は、Platioのテンプレートを基に被災報告があった場所を地図表示する機能を追加し、実質1日で被災状況報告アプリを開発したという。

現場からの報告は、日時や地区、災害区分、詳細情報、現場写真、位置情報を現地からモバイルアプリで入力/保存する。データはクラウド上に保管され、災害対策本部が即座に確認/共有できる仕組みだ。

詳細 地図 ピン

被災場所を入力すると地図上にピンが立つ

被災状況報告の一覧表示

初期開発後は、被災対象(道路/農地/山林/家屋など)に応じたピンの色分けや、道路の寸断状況を報告する項目を随時追加している。

長谷部氏は、「アステリアからアドバイスを受けて少しずつ改良しているが、開発後のアレンジも簡単にでき、使いやすい。この被災状況報告アプリは(アステリアからテンプレートとして)配布してもらえるとのことだが、各自治体でも気づいた点をアレンジしていくとより使いやすくなると思う」と見解を示した。

災害被害を最小化するために

渡邊氏は、昨年の災害を振り返り「災害を受けやすい地形なのは間違いないので、少しでも減災したいという想いがあって、こうしたアプリの開発にたどりついた」と説明する。

「役場のなかだけでなく、最終的に住民の皆さんにどのような恩恵をもたらせるかが非常に大切なので、そこをしっかり考えながら開発していきたいと職員と話しています。また、災害対策だけでなく、鳥獣被害対策などにも利用できるので、活用範囲は広いと思います。アステリアに相談しながら、考えていける点もありがたいです」(渡邊氏)

平野氏も「全国の自治体に、この被災状況報告アプリが役立つと考えている」と力を込める。

「全国の多くの自治体は、人材の不足に直面しています。モバイル活用によって、現場のサポートやリアルタイムの情報共有に貢献できると考えています。災害に巻き込まれる人を減らすこと、対策のスピードアップにつながっていくことを期待します」(平野氏)

なお、アステリアでは、2021年8月23日から12月31日(申込みは10月31日締切)まで、全国の地方自治体を対象としたPlatio自治体DXキャンペーンを実施する。同キャンペーンは、Platio Standard(データ容量10GB/100ユーザーまで利用可能)が期間中、無償で提供されるというもの。小国町で活用された被災状況報告アプリはもちろん、勤怠連絡や日常車両点検、道路標識通常点検といったさまざまなテンプレートを活用することができるとしている。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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