導入フェーズごとに要チェック! RPA活用を継続的に拡大していくためのポイント

[2020/10/02 09:00]周藤瞳美 ブックマーク ブックマーク

業務選定のコツと作成者へのサポート

導入時の課題の1つに、「RPAに適した具体的な業務が見つからない」というものがある。適用業務の洗い出しのポイントについて、潮見氏は「業務量に着目するのがコツ。まずは、業務プロセスを俯瞰して高コストかつ定例的な業務を対象に洗い出す。そして、適用基準を定めた上で、洗い出した業務のなかから対象業務を選定すること」だとする。狙い目は、頻度は多いが作業時間の短い業務だ。

「人手が必要な作業時間が短いほどロボットを作る作業も容易となる。作業時間が短い業務を優先してロボット化していくことをお勧めしている」(潮見氏)

また、現場の担当者がロボットを作る場合、システム開発に近い側面がある一方で、業務内容を深く理解をしていないと難しいという課題がある。そのため、作成者へのサポート体制についても考えなければならない。

潮見氏は「作成者以外のメンバーもRPAの知識を持ち、部署全体でサポートしていくことが大事。管理者は、対象業務の選定に助言したり、作成者の作業時間確保や評価の仕組みを整備したりすることが重要となる。同僚の方々も、対象業務の洗い出しのサポートや業務内容の説明などで協力してほしい」とアドバイスをする。

RPAは今後ますますスタンダードな技術になる

導入後にRPAを運用していくなかでは、「野良ロボ」や「捨てロボ」といった言葉があるように、せっかく作ったロボットが使われなくなってしまうという課題がある。これを回避するために、「セキュリティなど最低限押さえるべきところを押さえた管理統制ルールを作っておくべき」だとする潮見氏。「ロボットが止まってしまった際のリカバリプランはあるか? 止まったときに誰がどう対応するのか? など、保守体制を決めておくことが重要」と続ける。

最近ではRPAに人工知能(AI)技術を連携させることで高度な判断まで行えるようにするといった話もあるが、潮見氏は「続々と登場する最先端のテクノロジーを用いたソリューションを連携させる強力なツール/インフラになり得る」ものがRPAであるとする。潮見氏はセミナーの最後に「RPAはExcelのように、今後ますますスタンダードな技術になると考えられる。継続的に活用していけるようさまざまな工夫をして、導入拡大を進めていただきたい」と呼びかけていた。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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