ビズリーチ、1on1にフォーカスした人事評価クラウド「HRMOS評価」を発表

[2019/04/18 17:00]伊藤正子 ブックマーク ブックマーク

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ビズリーチは4月17日、人事評価クラウド「HRMOS(ハーモス)評価」をリリースしたと発表した。

同サービスは近年、人材育成/評価において注目を集める「リアルタイムフィードバック」の手法の1つ「1on1(ワン・オン・ワン)」に着目したもの。1on1の面談で行われたフィードバック内容の記録や、目標/アクションの管理を行えるほか、MBO(Management By Objective)や360度評価、OKR(Objectives and Key Results)など、多くの企業で採用されている人事制度にも対応する。

発表会では、ビズリーチ 代表取締役社長 南壮一郎氏が登壇し、新サービスに込めた想いを語った。

急速に変化するビジネス環境のなかで企業が抱える「人事の課題」

「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションに掲げ、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するビズリーチ。 2009年4月にわずか数名で創業した同社だが、多事業化を進めて組織を拡大し、10年を経た今では従業員数1,400名を越えるまでに成長した。

南氏はこの10年間を振り返り、事業が急速に拡大するなかで「さまざまな人事業務の課題に直面してきた」と語る。

「人事業務は、社員の入社から退社までの間をサポートするものですが、組織が大きくなれば階層が生まれ、コミュニケーションがとりづらくなります。さらに、事業の成長スピードが飛躍的に伸びるなかで、事業や制度が噛み合わなくなりました。これは、当社だけではなく世界中の企業が抱える問題ではないでしょうか」

ビズリーチ 代表取締役社長 南壮一郎氏

なかでも大きな課題の1つが、人事評価の領域にある。

人事評価の目的には、大きく分けて「報酬(基本給・賞与)の決定」「昇格・異動の決定」「個人・チームの成長を促進」の3つが挙げられる。

ビズリーチでは従来、半年に1度のペースで社員の目標設定/面談と評価を実施していた。だが、ビジネス環境の急速な変化に伴い、業務にも都度変更があるため、半年ごとの目標設定/評価では現場の実態と噛み合わなくなってきたのだ。

また、組織の拡大と共に属人的なオペレーション業務の負荷が高まりつつあることも課題視された。

ビズリーチがこれらの課題を解決するものとして開発したのが、今回発表された「HRMOS評価」だ。同サービスは、ビズリーチが提供するSaaS型人材活用プラットフォーム「HRMOS」に新たに加わるもの。採用業務を支援する「HRMOS採用管理」、従業員データベース「HRMOS Core」に続く3つ目のサービスとなる。

南氏曰く、「リアルタイムで上司と部下がコミュニケーションをとり、目標設定を柔軟かつ有機的に変えられるような制度を支える機能をHRMOS評価には搭載している」という。

目標の設定画面。目標はいつでも変更でき、変更履歴は蓄積される

1on1の記録画面。アジェンダ管理、コメント機能を搭載する

また従来、評価業務において人手で行われていた、評価シート未入力者へのリマインドや評価結果の集計、フィードバック面談の依頼/実行/管理といった一連の作業の自動化機能も備える。

通常、人事担当者が手作業で行っている作業の多くを自動化する

発表会には、すでにHRMOS採用管理/HRMOS Coreを導入しているWILLER EXPRESSの代表取締役 平山幸司氏ならびにGW technologies 代表取締役社長 CEOの樋口龍氏が登壇し、HRMOSの活用状況と共にHRMOS評価に寄せる期待をコメントした。

ビズリーチ 南氏(左)、WILLER EXPRESS 平山氏(中央)、GW technologies 樋口氏(右)

「採用、従業員データ、評価を1つのプラットフォームで一元管理し、データを連携させることで、さまざまな新しいことが実現可能になります。採用時のデータと入社後の活躍、評価のデータを連携させることで採用のミスマッチを減らしたり、配属/配置、抜擢といった場面でデータを中心とした人事判断/経営判断ができるようになっていきます」(南氏)

南氏は、こうしたデータ連携によって”HRMOSが目指している世界観”が実現されると強調し、「HRMOSの世界のなかにHRMOS評価を加えることで、次世代の人事業務/評価業務をつくり出せるのではないか」と今後の展開に向けた期待を示した。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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