図研プリサイトは2月13日、タチエスが図研プリサイトのPLMソリューション「Visual BOM」を導入したと発表した。

自動車シートメーカーのタチエスでは、グローバルにビジネスを展開していく上で、環境変化に対応するスピード経営を実現するためにさまざまな業務改革を行っている。その取り組みにあたり、BOM(Bill of materials)や設計図面などの開発成果物を拠点間で迅速に共有するためにシステム導入を検討。Visual BOMの採用に至った。

Visual BOMは、成果物管理による拠点間の情報共有に加え、過去資産の再利用を実現する構成流用機能、設計仕掛段階からBOMを活用して開発初期段階でのコストダウン検討を支援するデザインスペース機能、設計部門で作成された3D CADデータを全ての部門で共有可能にする3D活用機能などを搭載するPLMソリューション。

選定にあたっては、機能の充実度と先進性の高さが決め手になったとしている。選定後、4カ月で既存E-BOMシステムのリプレースを終え、1年2カ月でCADデータとE-BOMの連携システム構築を完了したという。

タチエスでは今後、Visual BOMの適用範囲を拡張し、設計・製造プロセス連携の効率化を推進していく予定。