江崎グリコは12月26日、グローバル共通人事システムとして国内主要拠点に米Workdayのクラウド型人事用アプリケーション「Workdayヒューマンキャピタルマネジメント(Workday HCM)」を導入したと発表した。

海外への事業展開を推進する江崎グリコでは、優秀な人材を社外から採用することや、従業員一人一人の能力を活かした人材配置、企業理念や共通の価値観の浸透による国内外の垣根のない組織作りが必要だと考えられていた。

今回導入されたWorkday HCMは、人材の可視化やグローバル共通の行動評価基準、トレーニングシステムの導入を可能にするクラウド型人事アプリケーション。最新の組織情報や人事関連データ、レポートなどをリアルタイムで取得することができる。

また、各従業員のこれまでのキャリアや能力、トレーニングの受講履歴といったデータの一元管理も可能となっており、個々の従業員が自らのキャリアを考える際のツールとして活用できるほか、従業員同士がプロフィールを公開し合うことで、拠点間の距離に左右されないコミュニケーション効果も期待できるという。

江崎グリコは、同システムを2017年度中に国内外の主要拠点へ導入し、2019年にはグリコグループの全拠点への導入を完了する計画だとしている。