NECは12月20日、米Concur Technologies(以下、Concur)の出張・経費精算管理クラウドサービスを導入したと発表した。

NECは同社グループの出張・経費プロセスを改革するため、今年12月中旬、Concurの出張・経費精算管理クラウドサービスをNECおよびNECおよびマネジメントパートナーに導入。今後グループ各社に順次展開していく。

NECグループでは年間約100万件の出張・外出を行っており、その申請や精算手続きなどに多くの工数を要していた。今回導入したConcurでは、出張者自身による会社規定に準じた航空券・ホテルの予約手配が可能になるほか、モバイル端末からの出張・交通費申請、交通系ICカードから自動的に取り込んだ利用情報に基づく交通費の精算、カメラで撮影した領収書画像からの精算などにも対応。これにより、従業員の出張・外出に関する間接工数の40%削減や、チケット代・ホテル代などの経費削減を見込む。

また、今回の導入実績を活かし、NECマネジメントパートナーは出張・経費プロセス改革の実践ノウハウや、Concurのクラウドサービス、業務サービスを組み合わせ、出張・外出に関する一連の業務を企業・団体から受託する「経費マネジメントBPOサービス」を提供する。同サービスでは、Concurのクラウドサービスの運用を中心とした基本サービスに加え、さまざまなオプションメニューが用意されており、ニーズに合わせて選択することができる。

NECマネジメントパートナーは同サービスの提供で、今後3年間で15億円の売上を目指すとしている。