日立ソリューションズは10月19日、同社の顧客管理・課金・請求ソリューション「BSSsymphony」をネクスウェイが導入し、2017年7月に稼働開始したと発表した。

情報通信提供サービス事業を展開するネクスウェイでは、約30種類のサービスを提供しており、課金体系は約2,500通りに及ぶ。その課金管理を行う2つのシステムは長年の利用でブラックボックス化しており、システム管理部門での改修が難しいことや、運用管理の負荷が増大していることが問題になっていた。

そこで同社は、課金・請求システムの刷新を決定。複雑な課金計算に対応しており、多数の導入実績があることからBSSsymphonyの導入に至った。システムを一本化したことで、これまで2つのシステムに対してそれぞれ手動で行っていた煩雑な作業が不要となり、データの同期や既存機能のメンテナンスなども重複して行わずに済むようになった。これにより、2017年度中には運用管理にかかる作業時間を約4分の1に削減できる見込みだという。

また、導入に合わせて業務プロセスの見直しも行った結果、BSSsymphonyのパラメータ設定や各種ツールの活用により、新サービスの立ち上げなどの要望に迅速に対応することが可能になったとしている。