スタディストは5月17日、日本航空(以下、JAL)が客室乗務員の訓練・教育のプラットフォームとして、スタディストの「Teachme Biz」を2017年4月に導入したと発表した。

Teachme Bizは、画像・動画ベースの業務マニュアルや手順書などを作成できるクラウド型のマニュアル作成・共有プラットフォーム。マニュアルの作成・閲覧のいずれもマルチデバイスに対応しており、マニュアルに応じた権限を付与するユーザー管理機能や、閲覧状況を分析する分析機能などを備える。

JALの客室部門では、2013年からマニュアル類の電子化を進めており、全客室乗務員にタブレット端末を貸与している。端末のさらなる活用方法を模索していた同社は、客室乗務員の訓練・教育の質や習熟度の向上のため、動画ベースの教材の作成・周知ツールの利用を検討。Teachme Bizの採用に至った。

選定にあたっては、マルチデバイス対応であることや、教育に使用するマニュアル動画を容易に作成できる点、端末に任意のマニュアルを保存しておける点などが決め手になった。

実際にJALでTeachme Bizを活用して作成されたマニュアル。ステップ3以降はそれぞれ動画になっている

Teachme Bizの導入により、マニュアル動画の作成時間が短縮されたほか、いつでも動画を確認できることで、社員教育の質が向上したという。

利用イメージ

また、間接部門においてもTeachme Bizを活用することで、教材作成にかかる負担やインストラクターの業務効率が改善されたとしている。