東急建設、オラクルの予算管理クラウドを導入 - Excelベースの処理から脱却 [事例]

[2017/05/12 10:35] ブックマーク ブックマーク

業務アプリケーション

TISと日本オラクルは5月11日、東急建設がオラクルの予算管理クラウド「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」(Oracle PBCS)を導入したと発表した。

東急建設では、全国に点在する作業所で今後予定されている工事案件の実績・予測値を基幹システムで月次把握しており、各支店では、作業所の工程や原価、予定案件の受注・失注などの最新状況を基に年度予測を行う。

従来は基幹システムからデータを連携させ、Excelベースでシミュレーションしていたが、手順が煩雑で、計算式の複雑化によるミスが発生するなどの課題を抱えていた。また、経営管理資料の作成や分析業務のツールもExcelがメインだったため、各システム上のデータと各部署がExcelで作成したデータを手作業で組み合わせて集計しており、資料作成担当者の大きな負荷となっていた。

こうした状況のなか、同社は2020年以降の環境変化を見据え、生産性の向上と収益基盤の拡大が大きな課題であることも認識していた。そこで、全社的な取り組みとして「Shinka×ICT(シンカバイアイシーティー)」を掲げ、コーポレートITの全面的な見直しに着手。その一環として、新たな管理会計システムの構築を決定した。

新会計システムの構築では、当初年度予算・期中の実績・期末までの進行基準計算による予測値の一元管理を優先事項とし、検討の結果、Oracle PBCSの採用に至った。選定においては、業務要件の変更に柔軟な対応が可能で拡張性が高いことや、クラウドで提供されるため、一部の業務から短期間で導入できることなどが決め手になったという。導入にあたっては、TISが要件定義から導入支援、利用トレーニングを担当した。

東急建設の新管理会計システムの構成

2017年2月に導入された新会計システムにより、年度予算作成や予算差異分析レポート、決算資料作成などの業務負荷の低減と予測値把握の精度向上が期待できるとしている。

東急建設では、新管理会計システムを2017年度上半期に全社展開・本格運用し、さらなる機能拡張を進める計画。なお、2017年度下半期には、営業活動中の予定案件の受注確度に応じた予測と予算管理を行う「受注予測シミュレーション機能」の実装を予定する。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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