過渡期を迎える「働き方」の今 - 考えるべき経営戦略、ITの使いどころ

[2017/02/27 12:55]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

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クラウド名刺管理サービスを提供するSansanは2月2日、「働き方進化論」をテーマに、これからの働き方を提言するイベント「Sansan Innovation Project 2017」をヒルトン東京お台場にて開催した。イベントでは、これからのビジネス社会に求められる働き方について、ITビジネスソリューションがどのような改革をもたらすのかといった見地から、さまざまな提案や新しい協業のあり方などが示された。

AIで広がる「出会い」の可能性

基調講演の最初に登壇したのは、Sansan 代表取締役社長 寺田親弘氏だ。「Make it simple」をテーマに掲げる講演の冒頭、同氏は、ネットの普及によって人々の生活がいかに変わったかについて言及。例として、AirbnbやUberなど急速に普及するネットサービスを挙げ、「大々的に宣伝しなくとも、ニーズのある人に対し、宿泊や移動といったサービスをすぐに提供できるようになった」と説き、「『要求』と『提供』が共にシンプルになり、その結果、豊かになった。進化とは(物事を)複雑にするのではなく、シンプルにすることから始まる」と持論を展開した。

Sansan 代表取締役社長 寺田親弘氏

続いて寺田氏が取り上げたのが、自社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」だ。同サービスのもたらす効果は、業務の生産性向上だけではない。その本来の価値は、ビジネスで必ず交換する名刺の情報を社内で管理・共有することで、あらゆる部署の「つながり」を可視化できることにあるのだという。加えて、過去から現在に至るまでのやり取りも蓄積されていくため、そこから新たな気づきを得て、ビジネスを発展させることも可能となる。

「ビジネスの出会いの証である名刺を軸に、私たちはさらにビジネスを進化させていきます。これは、単なる名刺情報としてではなく、企業と人の情報としても共有できるようにしていくということです」(寺田氏)

こうしたビジョンに基づき、Sansanは昨年、3つの連携を実現している。1つは帝国データバンク(TDB)の企業情報データベースとの提携、2つ目が日本経済新聞社が提供するビジネスデータベース「日経テレコン」の「日経会社プロフィル」、「日経WHO’S WHO」との連携、3つ目が個人向け名刺管理アプリ「Eight」の名刺アップデート情報との連携だ。いずれも、名刺交換した相手の企業データや人物情報、異動情報などを結び付け、出会いの価値を最大化することを目指したものだ。

「今後も、Sansanのユーザーがネットを通して人とつながっていけるように促していきたい」と語る寺田氏だが、その先にはどのような変化が待っているのだろうか。

氏は、これを「出会うべき人が、出会う世界」という言葉で表現する。例えば、営業担当者であれば「自分がアプローチすべき企業は自分で調べる」というのが現状だが、これからはSansanのAI(人工知能)が、出会うべき相手を教えてくれるようになっていくのだという。

寺田氏は、「自社のビジネスを成長させる人、もしくは商品を本当に欲する人といったように、出会うべき人を、出会うべきタイミングで教えてくれるようにしたいと思っています。そうすれば、セールススタッフやエンジニアなど、あらゆるビジネスパーソンは自身の仕事の本質だけに向かい合えるようになるはずです。私たちは、そんな当たり前、かつシンプルな世界を目指していきます」と力強く語り、壇を後にした。

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