TISインテックグループのAJSは1月12日、千種会に人事考課システム「P-TH(ピース)」を導入したと発表した。

P-THでは、人事評価用のExcelファイルをWeb上で管理する。ユーザーがサーバからダウンロードしたExcelシートに評価を記入し、シート上の登録ボタンをクリックすると、自動的にデータがシステムに保存される仕組みとなっている。

高齢者向け福祉施設を運営する千種会では従来、Excelで作成した独自の人事評価シートをUSBに入れて全職員に配布し、記入後、回収するという流れで人事考課の運用をしていた。だが、企業規模の拡大とともに評価の進捗がわかりづらくなり、ファイル自体の管理も煩雑になっていたのだという。

そこで、これまで使用していた評価シートをそのままシステム化できることや、さまざまなExcelシートにも対応できる柔軟性などから、P-THの導入を決定。2016年4月から運用を開始した。

導入により、Excelファイルの管理に費やしていた時間を人事評価自体に使えるようになり、職員一人一人に合わせたキャリアプランを立案できるようになったという。適正な目標設定が可能になったことで、職員のキャリアプランに対する意識が高まり、業務へのモチベーション向上にもつながったとしている。