アナリティクスの成熟度を高めるには? 着目すべきは「4つのドメイン」

[2018/06/20 08:00]冨永裕子 ブックマーク ブックマーク

データ分析

現在のBI/アナリティクス分野では、多くの洗練されたケイパビリティ(能力)が続々と登場している。6月14日~15日にかけて行われた「ガートナー データ&アナリティクス サミット 2018」では、ガートナー リサーチ ディレクター カーリー・アイディーン氏が「BIとアナリティクスの動向:洞察の自動生成へ」と題した講演で、企業がアナリティクス能力の成熟度を高めるためのフレームワークについて解説した。

ガートナー リサーチ ディレクター カーリー・アイディーン氏

成熟度を高めるためのフレームワーク

現在、ガートナーのBI/アナリティクス分野のハイプサイクルには「ビジネスインテリジェンスとアナリティクス」のほか、「データサイエンスと機械学習」「人工知能」の3つがある。そして、3つのハイプサイクルのなかの一つ一つの円が、組織が導入するべきケイパビリティ(能力)に相当する。

ガートナーでは、ケイパビリティの実践方法を「アナリティクスブロック」と呼ぶフレームワークで整理している。アナリティクスブロックのコンポーネントは、「アナリティクス能力」のほか、社内でアナリティクス能力を使う人たちを指す「役割とスキル」、どんなデータがあれば使いこなせるかを示す「データ能力」、結果を得るために必要となることを整理した「プロセスとガバナンス」がある。

問題は、ケイパビリティの数が多すぎて、どこから実践するかがわからなくなることだろう。仮に50のケイパビリティがあったら、50のアナリティクスブロックを検討するというのでは、ユーザー企業にとってあまりにも負担が大きい。

そこで、アイディーン氏は、3つのハイプサイクルに出てくる全てのアナリティクス能力でクラスター分析を行い、4つに再分類したという。こうすれば、ケイパビリティではなく、ドメインごとにアナリティクスブロックを検討できるようになるわけだ。

図1 ガートナーが考える4つのアナリティクスクラスター/出典:ガートナー(2018年6月)

それぞれのドメインについて、アイディーン氏は次のように解説した。

  • 情報ポータル:伝統的なBIであり、信頼性と一貫性のある能力を提供できる。通常はIT部門がビジネス部門をリードする。
  • アナリティクスワークベンチ:情報ポータルよりもセルフサービス的なアナリティクス。探索的にインサイトや知見を得る。
  • データサイエンスラボ:アナリティクスワークベンチよりも調査的で、高度なモデルやもっと包括的なアナリティクスプロセスを扱う。
  • 人工知能ハブ:全てがパフォーマンス中心で、どうやってプロセスを自動化するかに焦点を当てたアナリティクスであり、もっと物事を実行しやすくすることに重きを置く。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
3816
2
アナリティクスの成熟度を高めるには? 着目すべきは「4つのドメイン」
現在のBI/アナリティクス分野では、多くの洗練されたケイパビリティ(能力)が続々と登場している。6月14日~15日にかけて行われた「ガートナー データ&アナリティクス サミット 2018」では、ガートナー リサーチ ディレクター カーリー・アイディーン氏が「BIとアナリティクスの動向:洞察の自動生成へ」と題した講演で、企業がアナリティクス能力の成熟度を高めるためのフレームワークについて解説した。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2018/06/19/0619Gartner_thumb.jpg
現在のBI/アナリティクス分野では、多くの洗練されたケイパビリティ(能力)が続々と登場している。6月14日~15日にかけて行われた「ガートナー データ&アナリティクス サミット 2018」では、ガートナー リサーチ ディレクター カーリー・アイディーン氏が「BIとアナリティクスの動向:洞察の自動生成へ」と題した講演で、企業がアナリティクス能力の成熟度を高めるためのフレームワークについて解説した。

会員登録(無料)

注目の特集/連載
AI人材に必要なもの
DMM.make AKIBAから生まれたスタートアップたち
はじめてのRPA導入
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
RPA入門
PowerShell Core入門
Swagger 3.0 入門
徹底研究! ハイブリッドクラウド
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る