アシストは6月5日、同社が販売を手掛けるエンタープライズBIプラットフォーム「WebFOCUS」(開発元:米Information Builders)が、NTTグループ企業53社が利用する共通経理システムのレポーティング基盤として採用されたと発表した。

NTTグループでは2015年、ハードウェアの保守や操作性の低下などの課題から、既存の共通経理システムの更改を決定。高い可用性、利用者数増加への柔軟な対応、シェアードサービスを前提にグループをまたがった役割や業務に応じたセキュリティ設定が可能なこと、従来のレポート要件やインタフェースを踏襲しながら操作性を向上できることを要件に検討を行った結果、WebFOCUSの採用に至った。

選定にあたっては、安定したサービス提供が可能なことや、CPUでの課金体系であること、柔軟なセキュリティ設定が可能だったこと、基幹システムへのアドオン開発と比較し、ツールの機能で必要な要件を満たせることなどが決め手になったとしている。

利用者は10万人を超えるものの導入後は安定的に稼働しており、ユーザーからの問い合わせもほとんどないという。

採用はNTTグループの間接業務のシェアードサービスを担うNTTグループビジネスアソシエが行い、設計・開発・運用・保守はNTTコムウェアが担当する。