マイナビニュースマイナビ

柔軟な分析環境で顧客ビジネスを支援する――日本テラデータ

[2018/05/25 08:00]鈴木恭子 ブックマーク ブックマーク

IntelliCloudをAWS東京リージョンで提供開始

日本テラデータは同日、大規模アナリティクス向けのクラウドサービスである「Teradata IntelliCloud(以下、IntelliCloud)」を、米Amazon Web Service(AWS)の東京リージョンでも提供開始すると発表した。これにより日本の顧客は、東京リージョンでの導入オプションが選択可能となる。すでにグローバルでは米国、カナダ、アイルランド、ロンドン、フランクフルトでAWS導入オプションを提供している。アジア太平洋地域では、東京とオーストラリアが同日の提供開始となる。

IntelliCloudはテラデータが提供するフルマネージドの分析サービスで、最新の分析プラットフォームを「as-a-Service」で提供するものだ。米テラデータでCOO(最高執行責任者)を務めるオリバー・ラッゼスバーガー氏は、「企業が現在の状況に合わせて最適なものを購入しても、将来(に必要な分析環境)は異なる。顧客の投資決定リスクを低減するためには、シンプルで柔軟な分析プラットフォームが必要だ。IntelliCloudは、テラデータが顧客に代わって分析プラットフォームの構築/運用管理を担う。これにより企業は、自社の人的リソースをビジネス戦略立案のための分析に集中させることができる」と語る。

米テラデータでCOO(最高執行責任者)を務めるオリバー・ラッゼスバーガー氏

実際、クラウド上での分析に対する期待値は上昇している。調査会社Vanson Bourneがグローバル企業700社の技術責任者を対象にした調査によると、67%の企業が、2020年までに本番環境のアプリケーションをクラウドへ移行したいと考えているという。ラッゼスバーガー氏は「グローバル企業はデータベースやストレージなどが乱立し、どこにどんなデータがあるのかわからない『情報のサイロ化』という課題を抱えている。これを解決するには、データを集約し、どのような分析エンジンやツールを使っても最適な分析ができる環境が重要だ」と説いた。

「顧客が解決したい課題」にフォーカス

日本テラデータ 代表取締役社長の高橋倫二氏は、「顧客が解決したい主要な課題にフォーカスする」として、以下の6つの課題を挙げる。

  • カスタマーエクスペリエンスの向上
  • 設備投資の最適化
  • オペレーションの高度化
  • 財務改善と業務改革
  • プロダクトイノベーション
  • リスク軽減

テラデータが掲げる「顧客が解決したい主要な6つの課題」

これらのうち、カスタマーエクスペリエンスの向上とは、小売や金融サービスなどの顧客分析によるマーケティングの高度化などを指す。2014年に買収し、現在は同社のサービス部門であるThink Big Analyticsや人工知能(AI)エンジンを利用して、パーソナライズされたサービスや、クロスチャネルでのアプローチで他社との差異化を図る。

また、設備投資の最適化は、製造機器や航空機、重要インフラなどに取り付けたセンサーデータやIoT(Internet of Thing)機器から収集したデータなどの分析で、故障予測や予知保全を実現する。

こうした分析環境は、自社で構築することは難しい。高橋氏は、「われわれは、ビジネスコンサルティングサービスからデータサイエンスといった分析知見、ソリューションの実装といった技術を用い、エンドツーエンドのアナリティクス環境を提供できる”ユニーク”なベンダーだ」と訴求した。

さらに、クラウドについては「以前は『日本企業はクラウド環境への移行が遅れている』と言われていたが、最近ではお客様のほうからクラウドを話題にされるほど注目度が高い。IntelliCloudのAWS東京リージョンでの提供開始で、今後もクラウド(での提供)に対する需要はさらに高まるだろう」とした上で、2018年1月より日本テラデータとしてクラウド組織を新設し、専任担当者を配していることを強調した。

テラデータはこれまでの製品提供形態から脱却する姿勢を明確にした

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

「Sensei」は優秀な仮想分析官 - Adobeの分析製品担当が語るAIのメリット

「Sensei」は優秀な仮想分析官 - Adobeの分析製品担当が語るAIのメリット

Adobe Systemsが、AIによる製品の差別化に注力している。では、同社のAIフレームワーク「Adobe Sensei」は、顧客データ分析においてどのような役割を担うのか。3月に米国で開催された年次カンファレンス「Adobe Summit 2018」にて、Adobe Analytics Cloudグループ製品マネジャー ベン・ゲインズ氏に話を聞いた。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で TECH+ の人気記事をお届けします
注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
Slackで始める新しいオフィス様式
Google Workspaceをビジネスで活用する
ニューノーマル時代のオウンドメディア戦略
ミッションステートメント
次世代YouTubeクリエイターの成長戦略
IoTでできることを見つけるための発想トレーニング
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
AWSではじめる機械学習 ~サービスを知り、実装を学ぶ~
Kubernetes入門
SAFeでつくる「DXに強い組織」~企業の課題を解決する13のアプローチ~
マイクロサービス時代に活きるフレームワーク Spring WebFlux入門
AWSで作るマイクロサービス
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

会員登録(無料)

ページの先頭に戻る