SAS Institute Japanは12月19日、ブリヂストンが「SAS Analytics for IoT」を採用したと発表した。

SAS Analytics for IoTは、システムの構築からデータ管理、モデリング、実行までをシームレスに実現するアナリティクスプラットフォーム。データ分析にAIによる機械学習技術を利用することで、因果関係を理解した上で生産工程などの制御・調整を行える点を特徴とする。

同製品を採用した新システムでは、設計データや材料加工に関するデータ、タイヤの生産工程で得られるデータを基に、AIにタイヤの品質を左右する最適な条件・設定を自動学習させ、さらにデータサイエンティストがチューニングを行う。その上で、製造プロセスにおける判断・動作の自動制御を行わせることで、従来、従業員のスキルに依存していたために起きていた品質のばらつきの低減を図るとしている。