Elasticsearch(以下、Elastic)は12月15日、ソフトバンクのログ解析プラットフォームに「Elastic Stack」が採用されたと発表した。

Elastic Stackは、OSSの分散型検索・リアルタイム分析エンジン「Elasticsearch」、ログ収集・転送ツール「Logstash」、データ可視化ツール「Kibana」、軽量データシッパー「Beats」をパッケージ化したもの。

自社開発・運用を推進するソフトバンクのシステム基盤本部では、長年、各システムの独自開発を繰り返してきたために仕様が統一されておらず、稼働状況の把握が困難な状態になっていた。同社では、かねてよりオープンソース技術を積極的に活用していたことから、Elastic Stackを採用し、サーバ群の稼働状況を横断的に分析・監視するログ分析プラットフォームを構築。その設計にあたっては、Elasticのコンサルティングチームが検証のサポートを行った。

導入により、リアルタイムに1つのダッシュボードで数千台のサーバ群のリソースの使用状況を俯瞰できるようになり、よりダイナミックなリソース割当が可能になったとしている。