SAPジャパンは6月29日、ライフコーポレーションがSAPジャパンの分析ソリューション「SAPR BusinessObjects」を導入したと発表した。

ライフコーポレーションは、近畿圏と首都圏で約260店舗を展開するスーパーマーケットチェーン。同社が従来行っていたPOSデータ分析では、営業数値などの集計表画面のみをユーザーに提示しており、商品提供の各工程を最適化するためのビジュアル分析ツールについては、各部署からの要望に応じて個別に開発していた。だが、店舗数や取り扱い商品数の増加などに伴い、迅速な対応が難しい状況になりつつあったという。

また、店舗形態の拡大やネットスーパーとの連携といった業務拡張などが原因で、従来とは異なるKPIマネジメントの必要性が浮き彫りになっていた。これらの課題を解消するソリューションを検討した結果、国内における豊富な実績や、安定性・品質面を評価し、SAP BusinessObjectsの導入が決定された。同製品は約1年間の導入期間を経て2015年4月に稼働を開始。現在では、各部門で定義されたプロセスをビジュアル化するKPIを時系列で可視化し、全社共有がなされている。

同社は今後、各部門の中間管理職層や各店舗のバイヤーなど活用ユーザーを拡大し、さまざまな分析を行っていくとしている。