リップルの買い時とは？将来性を左右するポイントを見極める方法

「リップルを購入したいけれど買い時がわからない」と、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

仮想通貨を購入するなら、今後価格が上がる可能性のあるタイミングで購入したいものです。

今回はリップルの買い時はいつなのか、将来性を左右するポイントを見極める方法を紹介します。ぜひリップルを購入するタイミングに迷ったときに参考にしてください。

リップルの基本情報と特徴とは？

リップルとは決済や送金に特化したシステムで、システムの中で使われる通貨の名称がXRPです。本来リップルは送金システムを指す言葉ですが、一般的には通貨がリップルと呼ばれています。

リップルの基本情報は、以下の通りです。

発行枚数	1,000億枚 （半数程度をロックアップ）
開発開始時期	2004年
発行開始時期	2012年
配布開始時期	2013年
開発・運用会社	リップル社

リップルの発行枚数は1,000億枚で、発行はすべて終了しています。

2017年12月に、価格の暴落を防ぐ目的で半数程度に当たる550億枚がロックアップ（市場に出せなくすること）されました。2018年から毎月1日に10億XRPずつロックアップが解除される取り決めになっています。

リップルが開発中のプロダクトは、以下の通りです。

プロダクト	特徴
xRapid	送金コストの削減と迅速な送金を行うための製品 金融機関や送金業者の利用を想定
xCurrent	安全に低コストな送金を行うためのソリューション 金融機関同士での利用を想定
xVia	ソフトウエアを使わずに送金できる方法を提供 金融機関や送金業者の利用を想定

上記のプロダクトは、いずれも国際送金サービスを支える目的のものです。

リップルには以下の特徴があります。

• 約4秒の送金スピード
• 送金にかかるコストが少ない
• ブロックチェーンを利用していない

それぞれについて確認しましょう。

約4秒で送金できるスピードの早さ

リップルの最大の特徴は、約4秒で送金できるスピードの早さです。取引に約10分かかるビットコインと比較すると、スピードの早さがよくわかります。

リップルは安い手数料で素早い送金を実現する目的で開発された送金システムで利用される通貨なので、スピードに特化しているのです。

送金にかかるコストが少ない

リップルは送金にかかるコストが少なく、通常4,000円程度かかるところを約10円で送金できる場合もあります。

リップルは、国際送金をする際に様々な通貨の仲立ちができるブリッジ通貨です。

海外送金をする場合、通常は以下のような費用が発生します。

• 両替
• 海外回線の利用料
• 中継銀行の手数料

リップルで送金を行えば仲介が不要なので、仲介する企業に支払う手数料がかかりません。

手数料が不要な分、送金コストが抑えられます。

ブロックチェーンを利用していない仮想通貨

リップルはブロックチェーンを利用していない仮想通貨です。ほとんどの仮想通貨はブロックチェーンを利用しているので、かなり珍しいと言えます。

ブロックチェーンを利用する仮想通貨では、送金データをブロックチェーンで分散管理して価格を保証しています。

リップルのシステムは、リップル社によって送金台帳を管理する方法です。送金台帳によって管理しているので、素早い送金速度が実現できます。

リップルを買うタイミングは？

リップルを買うタイミングは、主に以下の4つです。

• リップルの価格が暴落したとき
• リップルが上昇相場に転換したとき
• 自分で決めた価格になったとき
• 有識者の予想を元に今だと思ったとき

それぞれについて詳細を確認しましょう。

リップルの価格が暴落したとき

リップルの価格が暴落したタイミングでリップルを買えば、後で上昇傾向になる可能性があります。仮想通貨では暴落した後に相場が大きく上昇する傾向が見られるので、利益を得るチャンスです。

しかしリップルの価格がどこまで暴落するかはわからず、リスクも伴います。

仮想通貨の価格は、以下のような理由で暴落するケースも。

• 市場の噂
• 有名トレーダーの発言

リスクを避けるには、ニュースや最新の相場をチェックして情報を集め、価格がさらに下がりそうか見極める必要があります。

リップルが上昇相場に転換したとき

リップルが上昇相場に転換したタイミングで購入する方法は、暴落したときに購入するよりもリスクが少なくて済みます。

上昇している最中に購入するので、すでに相場がかなり上がっている場合は大きな利益が期待できない可能性も。

損をする可能性は低いので、リスクを抑えて少額でもいいので利益を狙いたい場合におすすめの方法です。

「押し目買い」を狙う方法も

相場が上昇傾向にある中で、一時的に価格が下がるポイントを「押し目」と言います。「押し目」のタイミングを狙って購入する方法が「押し目買い」です。

「押し目買い」をすれば普通に上昇している最中に購入するよりも購入したときと売るときの価格差が大きくなるので、より多くの利益が期待できます。

「押し目買い」をするには、チャートが読めなければいけません。

多くのトレーダーから支持されている方法の一つなので、チャートが読めない人は読み方を学んでから挑戦しましょう。

自分で決めた価格になったとき

自分で決めた価格になったときにリップルを購入するのも、一つの方法です。過去のデータなどをもとに知識を得て、今後の見通しを予想します。

見通しをもとに「〇〇円になったらリップルを購入する」と決めておけば、それ以降は購入するタイミングに迷いません。

相場の変動や一時的な流行を気にせずに済む点でおすすめです。

注意点は以下の通りです。

• ある程度の経験や知識が必要
• 価格が予想通りに動かなくても気にせずにいられる

ある程度の経験や知識がなければ、いくらを目安にするか決められません。

思った通りに価格が動かない場合や一時的な動きがあった場合でも、焦らずに待つ必要もあります。

何度か取引の経験をして、情報が集まったら実行してみましょう。

有識者の予想から買い時を決める

リップルに詳しい有識者の予想から、買い時を決める方法もあります。

リップル社のCEOによると、今後5年間で急成長が見込まれるとのことです。

5年後が目途なので、今からリップルを購入して保有しておけば価格の上昇が見込めると考えられます。

またSBIの北尾社長も、今後リップルの価値が上がっていくと予想しました。

両者の予想が実現すれば、今が買い時だと考えられます。

リップルの今後や左右するポイントは何を見る？

リップルの今後や将来性を左右するポイントは、以下の通りです。

• 世界各国の金融機関との提携における進展
• インド市場による影響力
• 送金スピードの上昇とコストの削減
• 米国SECとリップル社の裁判の動向

それぞれの詳細を確認しましょう。

世界各国の金融機関と提携における進展

リップルは安い手数料で素早い送金を実現する目的で開発された送金システムなので、世界各国の金融機関との提携が進んでいます。

どのような金融機関と提携しているか、一例を見てみましょう。

国内の金融機関の例	みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、東京スター銀行、住信SBIネット銀行など
海外の金融機関の例	バンク・オブ・アメリカ、イングランド銀行、アユタヤ銀行、タイ銀行、カナダロイヤル銀行など

リップルは国内のメガバンクや海外の主要銀行などすでに300以上の金融機関と提携していて、今後も提携先の拡大が予想されます。

提携先が拡大されればリップルの利用頻度が上がるので、リップルの価値も高まるという予想が可能です。

インド市場による影響力

インド市場は、以下のような理由で仮想通貨の価格への影響が大きいと言えます。

• オンライン人口が多い
• IT技術が発達している
• 経済成長率が高い
• 法定通貨があまり信頼されていない

インドはもともと人口が多く、IT技術も発達しています。経済成長率も高いので、ネット上で利用できる仮想通貨も普及しやすい環境にあります。

偽札が多いなどの背景から、インドでは法定通貨はあまり信用されていません。そのためリップルを含む仮想通貨が使われる機会が増えると考えられます。

リップルはインドに向けた施策を行うと発表しているので、ますますインドでの影響力が高まる予想です。

オンライン人口が多いインドでリップルが広まれば、リップルの価値も高まります。

インド市場において注目したい点

2021年3月に、インドで仮想通貨の保有や取引を禁止する法案が審議されていると発表されました。

その後仮想通貨を前面に禁止するわけではないという発言が見られたので、今のところはすぐに禁止される流れにはなっていません。

今後どのように動きになるのか、インド政府の対応にも注目しておきましょう。

将来的な送金スピードの上昇とコストの削減

リップルは送金に特化したシステムなので、ビットコインでは10分かかる取引でもリップルなら4秒程度で送金可能です。

ネットワークを利用して仲介なしで送金できるので、コストも大幅にカットできます。

早く低コストで送金ができれば、個人だけではなく企業や金融機関にとっても大きなメリットです。

現段階でも素早い送金スピードが将来的にさらに上がり、コスト削減にも成功すると、リップルの価値がますます高まると予想できます。

米国SECとリップル社の裁判の動向

米国SECとリップル社の間では、裁判が行われています。

米国SEC（証券取引委員会）の主張は、リップルを有価証券と位置付けて登録をせずに資金調達をしたというものです。

対してリップル社は、リップルは有価証券ではなく通貨だと反論しています。

上記の裁判によって、以下のような影響が出ました。

• リップルの売買を中止するサービスが出た
• 提訴後1か月程度の間リップルの価格が下落した
• 提訴から3か月程度でリップルの価格は元の水準に戻っている

裁判は現在も続いているので、裁判の動向によっては以下のように価格が大きく左右される可能性があります。

価格が上がるケース	米国SECが提訴を取り下げる 和解によって罰金で終了する 国際送金システムとしての地位が上がる
価格が下がるケース	裁判で不利な結果が出る

米国SECが提訴を取り下げるなどリップル社への影響が小さい場合には、価格の上昇も見込めます。

国際送金システムとしての地位が上がれば、裁判の結果とは関係なく価格が上昇する可能性も。

裁判で不利な結果が出ると価格が下がる可能性もあるので、今後の動向に注目しましょう。

リップルの価格は将来的にどこまで上がる？

リップルの価格は、将来的には1,000円まで上昇すると考えられています。ただし大きなショックがあれば、値段が下がる可能性も否定できません。

それぞれのケースについて確認しましょう。

リップルが1,000円まで上昇する可能性

2021年5月現在のリップルの価格は、100円台後半です。

国際的な送金が実現されれば、今後価格は上がっていくと予想されています。

先程紹介したSBIの北尾社長は、リップルが今後10ドルを超えると予想しています。日本円に直すと1,000円以上です。

参考：Smartereum

また2030年頃にリップルの価格が12ドルを超えるという予想も見られます。

参考：TRADING EDUCATION

金融機関だけではなくクレジットカードと提携した場合、リップルの価格が10,000円に到達するという予想もあります。

送金に特化したリップルは、様々な決済手段との提携が可能です。クレジットカードとの提携も、将来的に可能性の高い話だと言えます。

大きなショックにより値下げの可能性もある

新型コロナウイルスの影響によって、リップルは大幅な値下げがありました。どれくらい下がったのか、データを紹介します。

画像引用元：CoinMarketCap

2020年に入ってから上昇傾向にありましたが、3月に新型コロナウイルスに関する発表があったのを機に直近で底値となる15円を記録しました。

新型コロナウイルスの影響による価格の下落は、コロナショックと呼ばれています。コロナショックのように世界的に影響が出る大きな出来事があれば、価格が下落する可能性も。

しかし上記のチャートを見ると、コロナショック後のリップルの価格は上昇傾向です。下落した後には、再び価格が上昇する可能性もあります。

これまでのリップルの価格の推移は？

これまでのリップルの価格の推移を、年別に紹介します。

リップルの2017年～2020年の価格推移

リップルの2017年から2020年までの価格推移を見てみましょう。

【2017年】

【2018年】

【2019年】

【2020年】

【2017年～2020年】

画像引用元：CoinMarketCap

特徴的な価格の推移をまとめて確認しましょう。

時期	価格	理由
2017年4月～5月	2円から45円に上昇	改正資金決済法の施行で仮想通貨への期待が高まる リップル社がロックアップを発表
2017年12月～2018年4月	30円から400円に上昇 その後50円まで下落	仮想通貨バブルが始まり最高値に 各国の規制などにより下落トレンドに入り価格が下がる
2018年9月	30円から80円に上昇	リップル社が仮想通貨を活用したサービスを開始すると示唆
2020年3月	直近で底値の15円を記録	新型コロナウイルスによるパンデミック
2020年11月～12月	30円から70円に上昇	「Sparkトークン」のスナップショット
2020年12月	60円から20円まで下落	リップル社に対する米国SECによる提訴

仮想通貨に対する期待が高まれば価格が上昇して、問題が起これば価格が下落する様子がわかります。

2021年のリップルの価格推移を予想

2020年の年末から2021年5月にかけてのリップルの価格をもとに、今後の動きを予想してみましょう。

画像引用元：CoinMarketCap

チャートによると、米国SECによる提訴の後下がっていた価格が上昇傾向に転じて、2021年4月には200円近くまで急騰しました。

現在上昇傾向にあることを考えると、今後も上昇する可能性が高いと予想できます。

リップルが買えるおすすめの取引所はどこ？

リップルが買えるおすすめの取引所は、以下の4つです。

• コインチェック(Coincheck)
• GMOコイン
• DMMビットコイン
• ビットフライヤー(bitFlyer)

それぞれの特徴を確認しましょう。

ダウンロード数No.1はコインチェック(Coincheck)

コインチェック(Coincheck)はアプリのダウンロード数がNo.1の取引所で、以下のような特徴があります。

• 取引画面の見やすさに定評がある
• 取り扱い通貨は15種類
• 24時間取引可能
• 500円から取引可能
• 取引手数料が無料
• 口座開設の申し込みが最短であれば5分で完了
• セキュリティ対策が充実
• 関連サービスが多い

コインチェック(Coincheck)の最大の特徴は、取引画面の見やすさです。シンプルさと操作性の良さにこだわっていて、初心者でも使いやすくなっています。

取り扱い通貨が15種類と多く、24時間取引が可能です。500円から取引可能で取引手数料も無料なので、不安な場合は少額から始められます。

口座開設の申し込みが最短であれば5分で完了するスピーディーさも魅力です。

親会社が東証一部上場企業のマネックスグループなので信頼性が高く、セキュリティ対策として2段階認証とコールドウォレットを用いています。

コールドウォレットとは、仮想通貨をインターネットに繋がっていないウォレットで管理する方法で、ハッキングに強い点が特徴です。

仮想通貨取引所以外にも、以下のような関連サービスがあります。

Coincheckつみたて	ビットコインを月々定額で自動積立するサービス
Coincheckでんき	現金支払いなら料金の最大7％をビットコインで還元 ビットコイン支払いなら料金の最大7％を割引
Coincheckガス	現金支払いなら料金の3％をビットコインで還元 ビットコイン支払いなら料金の3％を割引
貸仮想通貨サービス	利用者から一定期間預かった仮想通貨に利用料を追加して払い戻すサービス

使いやすく安全性の高い取引所です。

オリコン顧客満足度No.1のGMOコイン

GMOコインはオリコン顧客満足度No.1の取引所で、以下のような特徴があります。

• 取り扱い通貨は12種類
• メイカーとして取引をすれば手数料が受け取れるケースも
• 口座開設の申し込みが最短であれば10分で完了
• キャンペーンが多い
• セキュリティ対策が充実

取り扱い通貨が12種類あるGMOコインは、取引板にない価格で注文を出すメイカーとして取引をすれば手数料が受け取れる場合がある点が特徴です。

口座開設の申し込みが最短であれば10分と、スピーディーに手続きができます。

キャンペーンがたびたび実施されていて、これまでには以下のようなキャンペーンがありました。

• 仮想通貨を購入すると毎日10人に1,000円当たるキャンペーン
• ログインで1日につき現金1円プレゼント・抽選で1,000円が当たるログインキャンペーン
• 最大で30万円キャッシュバックされるキャンペーン
• 現金10万円プレゼントキャンペーン

上記以外にも過去に様々なキャンペーンが行われているので、楽しみながら仮想通貨の購入ができます。

東証一部上場のGMOインターネットクグループで培われたノウハウを活かした堅牢なセキュリティ体制もある、安心できる取引所です。

初心者にも使いやすいのはDMMビットコイン

DMMビットコインは初心者にも使いやすい取引所で、以下のような特徴があります。

• 取り扱い通貨は22種類
• 取引手数料が無料※BitMatch取引手数料を除く
• 操作マニュアルが充実している
• 365日LINEでの問い合わせに対応
• 取引開始まで最短であれば1時間
• 新規口座開設キャンペーンが多い
• セキュリティ対策が充実

取り扱い通貨が22類と多いDMMビットコインは、取引手数料が無料なので手数料を気にせずに取引が可能です。※BitMatch取引手数料を除く

操作マニュアルが充実していて365日LINEでの問い合わせに対応してくれるので、初心者でも使いやすくなっています。

取引開始まで最短で1時間と、申し込みに時間もかかりません。新規口座開設キャンペーンがたびたび行われるので、タイミングを見ながら入会するとお得です。

セキュリティ対策も充実していて、以下のような厳重な体制を取っています。

• コールドウォレットで暗号資産の95％以上を管理
• 出庫時に不正感知システムや二人体制を採用して厳重に管理
• 不正ログイン防止のための監視や二段階認証
• 社外・社内の不正を24時間体制で管理

セキュリティがしっかりしているので、安心して取引ができます。

国内最大級の取引所はビットフライヤー(bitFlyer)

ビットフライヤー(bitFlyer)は国内最大級の取引所で、以下のような特徴があります。

• 初心者向けとプロ向けの取引所に分かれている
• 取り扱い通貨は19種類
• ビットコインの取り扱いが国内1位^※
• 土日祝日でも取引可能
• 1円から取引可能
• セキュリティ対策が充実

^{※Bitcoin日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2021年の年間出来高（差金決済/先物取引を含む）}
ビットフライヤー(bitFlyer)の最大の特徴は、初心者向けとプロ向けの取引所に分かれている点です。取引を始めて間もない人も、慣れている人も自分のレベルに合わせた取引ができます。

取り扱い通貨が19種類と多く、ビットコインの取り扱いが国内1位^※です。土日祝日でも取引ができるので、曜日を気にする必要がありません。1円と少額からの取引ができるので、慣れていないうちは少額から試せます。

セキュリティ対策としてコールドウォレットで仮想通貨を保管し、サイバー攻撃を検知して保護する仕組みが導入されています。

一部の仮想通貨ではマルチシングも採用されています。マルチシングとはトランザクションの署名に秘密鍵が複数必要とされる技術で、安全性の高さが特徴です。
^{※Bitcoin日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2021年の年間出来高（差金決済/先物取引を含む）}